過去の投稿2006年9月11日

9月10日

☆  9月第二主日を迎え、秋の気配が色濃くなってまいりました。本日は、牧師出張のため、○○長老のご奉仕を賜りました。心から感謝申し上げます。同長老は、これまでも伝道講演会、奨励のご奉仕を頂いています。金城学院高等学校教頭を退職後、神戸改革派神学校で全科聴講生として神学を学ばれました。

★  牧師は、土曜日から出張中です。伝道礼拝式の説教奉仕をする東川口伝道所は、私どもとほぼ同じ時期に、CRCミッションの開拓伝道によってスタートした教会です。かつては、ビルの一室を間借りしての伝道でしたが、今は、立派な三階建てのビルの教会です。インターネットで拝見すると、とても素敵な外観、礼拝堂です。また自ら作られる案内の葉書は実に美しいものです。私どもも真似したいのですが、牧師にはそのような技量がありません。今回、東川口の信徒の方にお願いして、私どもの教会の地図をパソコンで作っていただくことをお願いしてあります。他教会の会員にお願いするのも「心臓」です。賜物のある方は、自分の教会だけではなく・・・と思います。・・・お願いする私どもがそのようなことを言うのもまた「心臓」です。

☆  今回は、もともとは、日曜学校教師研修会が中心の出張です。「教会学校教案誌を紹介してください」という、なんともありがたいお申し出を、東部の教育委員会より受けました。ほぼ一年に一度、日曜学校のために、四国、西部、そして今回のように出張します。しかし、現状の日本キリスト改革派教会は、日曜学校伝道においては、他の諸教会同様、厳しい苦戦を強いられています。もとより、私どもも、昨年の子ども礼拝式の子どもの出席者の平均は30名を切っています。中高生と別れて礼拝を捧げていますから、日曜学校の礼拝は少々寂しい思いを禁じえません。しかし、教師ひとり一人は、熱心にクラスの子らへの祈りと配慮をして、分級に臨んでいます。教師会の充実ぶりは、著しいと思います。ですから、これからさらに積極的に伝道すれば、必ず、地域の子達も戻ってくると信じます。また、私どもは今年、日曜学校伝道を「ディアコニア」の視点で捉えなおして考え始めようともしています。地域への奉仕と伝道を切り結ぶような日曜学校を、いわば再構築するような思いで取り組んでまいりたいと祈り願います。

★  私どもは、今年度初めてのように年間主題聖句、そして目標を掲げて新年度を歩み始めました。「キリスト・イエスにおける恵みによって強くなりなさい。」「キリスト・イエスの立派な兵士として、私とともに苦しみを忍びなさい」テモテの手紙Ⅱ第2章の御言葉を心に刻みます。そして、「ディアコニア(執事的奉仕)に生きる教会」と、初めて教会形成の具体的目標を掲げました。しかし、前半の読書会では取り扱えませんでした。7月にかろうじて大会執事活動委員会からのテキストを読み始めたに過ぎません。また年間の予定としていた、11月23日の渡辺信夫先生の講演奉仕も、調整がとれず(先生は現在、体調をくずされ、東京告白教会の奉仕以外にはなさっておられません)、講演を聴くこともかないません。そこで、先週の委員会で、計画を大きく変更しました。10月22日主日の午後、刈谷福祉会館で外部講師を招かずに開催いたします。委員会報告にありますように、経済的にも切迫している状況下で、外部講師の謝礼他の費用が削られることでも、少しは楽になるかもしれません。外部講師がいないということは、わたしが講師になる・・・、ということにはしません。委員たちは全員、発題します。また、姉妹会からも発題者を募ります。そして、基本は、出席者全員が、自分なりの「ディアコニアに生きる教会」の姿について自由に語っていただきます。プログラム・司会は、船田兄が担います。お昼はお弁当。夕食は、レストランを計画します。一泊はしませんが、できる限り多くの出席者で交わりと学びのときを持ちたいと願います。

☆  次主日は、中部中会信徒研修会です。私どもは、この集会の出席を重んじてまいりました。会員が中会をもっとも意識できるときです。毎年400名の神の民が一つの場所に集まり、礼拝を捧げ、学び、祈ることは、実は、私どもの特権です。また、そのような交わりを作ることは私どもの責任でもあります。部分参加でも、この集会にご参加ください。しかも、今年は、殉教者朱基徹牧師のご子息の証言を聞くのです。昨年の夏の読書会を思い起こします。次主日は、ローマの信徒への手紙の講解説教を中断し、殉教者ステファノを学びます。もとより、この研修会を意識してのことです。

★  先々週、先週と大会からの発行を計画している月刊誌のサンプル版の執筆に追われました。私どもは三川牧師の重厚な、ぎっしりと記された聖書日課に取り組んでいます。私の担当した聖書日課は、その10分の1にも足りません。しかし、わずかの言葉で、テキストからのメッセージを凝縮させることは実に困難です。サンプル版が発行されたら、皆様にこの聖書日課使用の感想をお伺いしたいと思います。