過去の投稿2010年12月14日

12月12日

★  本日は、いつもの子どもの教会の礼拝は、お休みし、合同で捧げました。現代の子どもたちがおかれた状況は、心を育てる側面が希薄になり、それだけ過酷になっているように思います。いじめが陰湿化し、友だちと共にいても、互いに顔を向き合わせることなく、それぞれがゲームに熱中します・・・。
人間を超えた創造主の存在、その愛と正義を知らないまま、大人の価値観が刷り込まれ、「促成」へと急がされます。教会は、聖書を共に読み、神の愛によって心を養い、善悪の規準を教え、自分を愛し隣人を愛する生き方へと育てます。どうぞ、お子さまを子どもの教会へと送り出して下さい!

☆  降誕祭を祝う諸準備が、奉仕者の手で進められます。人知れず、伝道新聞をコツコツ、配布し、集会の諸準備に勤しまれた兄妹に、感謝いたします。福音を証し、教会を愛し、責任をもって教会に仕えようとの志に生きておられます。

★  先週は、○○委員の「キリストへの時間」収録に立ち合いました。ぜひ、1月16日、23日の放送をお聴き下さい。(CBC 6時30分~)「父の信仰」「研究とわたし」という主題で、大変幸いな証しをしてくださいました。お父さまの信仰が、多くの聴取者の慰めと励ましとなり、救いと天国への強い促しへと迫ります。また、 医学研究者としての証しにも、励まされました。祈祷会や諸集会における学びによって、研究者としての存在が規定され、整えられるとのこと。御言葉と研究を通して神を知ることができる幸いが証しされました。礼拝説教は、神を礼拝することに集中します。・・・キリスト者として、弟子、証人として整えられるために、祈祷会、 学び会の大切さを改めて思います。これなしに、主に用いられることは、困難です。祈り求めて下さい!

☆   10月の第65回定期大会で、「70周年記念信徒大会企画委員会設置の提案」が可決され、任期1年の委員会が組織されました。提案理由は、「信徒大会の目的、スローガン、大会開催場所、会期、予算、実行のための組織などを検討し、第66回定期大会に具体的な提案を行うため。」です。70周年は2016年です。
大阪で開催された60周年信徒大会には、28名の会員が出席されました。-これ以降、入会された兄妹方は、記念信徒大会のDVD、特に、日本キリスト改革派教会の60年の歩みのDVDをぜひ、ご覧ください-
大会のメインは、二つの講演でした。第一講演者の牧田先生は、礼拝が天国の先取りとして捧げられること、そこにすべてはかかっていると訴えられました。そのために、説教そのものと説教者自身の生き方とが変えられる必要が指摘されました。また、日本キリスト改革派教会の体質が宣教的に整えられるべきことも語られました。現大会議長の吉田隆先生もまた、「文字から言葉へ」「内向きから外向きへ」「建前から本気へ」と日本キリスト改革派教会の体質が変えられなければならないこと、再生の道筋を指摘されました。

   日本キリスト改革派教会の志のすばらしさについては、ここでは記す必要もないと思います。しかし今、 その弱点をどのように共に担い、克服するのかを考え、汗を流さなければなりません。この弱点の指摘については、この体質に慣れ親しんだ方々には、「すんなり」と受け入れられることは、極めて困難でした。中会や大会への「失望」を語ることは、建徳的ではありません。日本キリスト改革派教会の教師としての責任を放棄したら、召命にもとることです。もとより、私じしんは、加入後、「教会学校教案誌」の刊行に取り掛かり、  ついに次号の41号で、10周年を迎えるという、驚くべき神の御業を見せて頂きました。そして、言うまでもなく名古屋岩の上伝道所の教会形成こそ、召命の本務ですから、全力を注いできたつもりです。他のいかなることをなしたとしても(なしていませんが・・・)、この教会が日本キリスト改革派教会の実力を内外に見せ、 証しすることにこそ、わたしの存在はかかっていると自覚しています。

    我々の課題、日本キリスト改革派教会の課題をひと言でいえば、「『言葉』に『生きる』」ここにあるだろうと考えています。私どもはどの教派、教会よりも言葉を重んじてまいりました。「聖書に堅く立つ教会」「聖書的な教会の形成」これこそ、改革派信仰の真髄です。私どもに与えられている福音の言葉、正しい言葉、その歴史の遺産は、巨大です。改革派伝統とは、2000年のキリスト教会史を鉱脈とすることができるのです。 中部中会の50周年宣言も、その他諸宣言も、いずれも、これを生きる「人」、存在が要です。私どもは、20周年宣言の「聖霊の力溢れる教会の形成」を加入後、一貫して、目指しています。それは、いかなる教会の姿として具現されるのか・・・。そのイメージが分からない・・・。そこに課題の急所があります。よい「70周年信徒大会」の開催を目指すことより、70周年以降の現実の日本キリスト改革派教会の形成と成長に資する大会をこそ目指さなければならないと思います。