過去の投稿2006年10月1日

10月1日

★  10月を迎えました。本当に、経つときの速さに驚かされます。もうすぐに、アドベントを迎えるのです。今年を振り返って、伝道の面では、なお、課題があるとわたしは思います。5月の伝道月間のためには、伝道新聞を配布しました。これを見ての新来者はほとんどおられませんでした。わたしの関係や、会員の友人の方々が出席してくださいました。しかし、それ以降は、なかなか、新来者を与えられていません。さまざまな点で、私どもは課題を与えられ、それに向かって挑戦しております。充実した礼拝式。教会のディアコニア。しかし、伝道する教会ということは、当然過ぎるほどの私どもの務めであり、課題です。伝道の秋にしたい、否、伝道の春、夏、秋、冬。伝道はオールシーズンのものです。新来者が与えられますように。祈りましょう。求道者となるように、聖霊のお働きを祈り求めましょう。何よりも、「救いの証ができる人と出会わせてください。」との祈りを会員一人ひとりが祈ることでしょう。

☆  先週は、代理宣教教師として浜松伝道所に参りました。新しい方が出席してくださいました。それは、先回の講壇交換の折、浜松に初めて出席された青年キリスト者が連れてこられた会社の同僚の方でした。伺えば、生まれて初めて教会に来て、聖書を開いたとのこと。キリスト教に対して信じがたいようなことですが、まっさらな方なのです。その青年と、昼食をともにしつつお話を伺いました。まじめに道を求めておられる方、すでに求道者であることがよく分かりました。わたしは午後は、伝道所委員会に出席するため、お話がそれ以上はできませんでしたが、浜松の青年たちが彼を囲むようにして、お茶を飲みながら、証のときをもっていたのです。委員会を終え、わたしも交わりのなかに加えていただきました。そして、本当は、マンツーマンで聖書を学ぶことができたらと思っていたのですが、青年たちと一緒に、聖書を開いて語りました。記者たちも、学んだ御言葉をその場で分かち合いました。およそ6時まで続いたでしょうか。わたしはそこで二重の喜びを与えられました。一つは、生まれて初めて来てくださった青年が真剣に話を聞き、質問される姿です。神が送ってくださったのです。もう一つは、浜松の青年たちの交わりです。この方を囲むようにして、自分たちの信仰を証しようとしていることです。ここに、すでに教会の交わり、伝道の姿があります。そのような交わりが、この日本にあること、これも道を失っている青年の光でしょう。このような方が、教会にどんどん来られ、彼を受け入れる真実の交わりと伝道の熱意にあふれた説教者がいれば、教会は、いよいよ教会らしく伝道し、形成されて行くはずです。

★  先週は、牧師不在の礼拝式で、説教原稿の朗読をしていただきました。祈祷会で、皆様の感想などを聞こうとしましたが、ウエストミンスター信仰告白第2章2節「神」の解説を45分内で終わらすことだけに気が向きました・・・。司式者の祈祷もご自分で準備され、祈りの言葉を整えることによって豊かな礼拝式が捧げられたことと思います。献金祈祷も、自由祈祷もすばらしいですが、準備した祈りをベースにして、自由祈祷を捧げることが、今の私どもの状況からは、ふさわしいのではないでしょうか。

☆  祈祷会で、神について学びました。10箇所の証拠聖句を一つ一つ取り上げ、解説しました。当然、時間が足りません。御言葉を読みながら、「興奮」を抑えることはできません。神を、父なる神を今回のように集中的に学ぶことは、そう言えば、あまりなかったかもしれません。しかも、大会憲法第一分科会の翻訳試案によって、こなれた日本語が提供されたことも、この興奮を支えることにあずかっています。一回で2節を読んでしまいましたが、結局、私どもは、ここで告白された聖書の教えを、全生涯をかけて味わうことへと召されているわけです。祈りの秋です。全会員が朝夕いずれかの祈祷会に出席できますように。祈り続けています。・・・、私どもの祈祷会ほど、長い祈り会も珍しいと思います。特に、夕べの祈り会は、本当は9時半終了のはず・・・。てきぱき?と簡潔にとりなし祈ることが求められているかもしれません・・・。自戒を込め・・・。

★  名古屋教会60周年記念集会のご案内を頂きました。今月21日、午後6時より、牧田先生をお迎えして講演会を開催されるとの由。私どもも、03年、04年と二年続けて講師としてお迎えしました。今年は、結局、外部講師をお招きしての講演会を行いませんでしたから、これは「渡りに船」ではないでしょうか。主題は、「神の国を映し出す教会として生きる-60周年を迎えた名古屋教会への期待-」です。主題を見ただけで、私どものための講演?と思ったのは私だけでしょうか。私どもは、天上の礼拝を映し出す礼拝式を求め続けてまいりました。そのような私どもへの講演、20周年宣言や60周年宣言の礼拝と教会形成を要約したような講演であると思います。備え日の夜ですが、今から準備をして、多くの方が出席されることを望みます。