過去の投稿2007年11月26日

11月25日

★  先週の西川重則氏(東京教会(名誉)長老)の平和の学習会は、これまでの「読書会」の最高の出席者数となりました。22名の兄姉が、熱心に西川長老の講演に耳を傾けました。しかし、誰よりも熱かったのは、他ならない西川長老ご自身でした。わたしは、70代の後半とばかり考えておりましたが、すでに81歳とのこと。まさに驚きです。東奔西走、外国まで出かけ、招かれ、主の平和の創造と正義の証人として活躍されておられます。一人の求道者の方が、「どうして、そのように熱心になれるのか。憧れます・・・。」との質問とコメントが寄せられました。正に、上からの力、聖霊の注ぎによるのです。

☆  憲法政治、立憲主義の国家であるにもかかわらず国会議員が憲法を知らず、学ばず、いわんや習熟する努力すらしていないこの国の寒々とした現状を、あらためて思います。「自民党【新】憲法草案」なるものは、まさに革命を起こすようなものです。憲法「改悪」どころか、新しい憲法にしてしまうのです。「革命」に匹敵します。憲法の基本理念を覆す行為だからです。(基本理念とは、権力者の暴走を断固許さず、国民の権利を擁護するための最高法規であるということ)

★  天下の悪法「新・基本法」は、形式的な審議だけをして強行採決によって、通してしまいました。すでに一年が過ぎようとしています。教育公務員たちは、東京都を筆頭に、じわじわと締め上げられ、その良心は、精神的な暴力によって、弱められることになっていると思います。日本国憲法と一体となってその憲法の理念によって立つ教育の指針とすべく制定された、世界に誇る「教育基本法」です。私どもは、教会を挙げて、抗議したのでした。このすべてを傍聴しておられた西川長老は、これを「手続き上」からも成立していないとの認識を持つべきことを勧められました。議事録(速記者の記録)によっても、採決されていないことは明らかとのことです。西川長老の思いと志は、わたしと、私どもと深く共鳴しています。大きな励ましを頂きました。また、逆に、「Soli Deo Gloria!」の標語や「岩の上」などにも励ましを受けたと仰いました。

☆   よく笑われる人。わたしがあらためて受けた印象です。風貌は、漫画のイラストでも、いささかこわいかもしれません。しかし、一緒に昼食をとりながら、よく笑われるのです。明るい方です。このような恐ろしい現状、怒髪天をつくような嘆かわしい裸の国会を目の当たりにしながら、あの明るさは何でしょう。それは、やはり、地上をのみ見つめるのではなく、天を見上げ、主日礼拝式と週日の祈祷会を欠かさない、キリスト者の基本を徹底して身につけておられるからでしょう。
☆  報告欄にありますように「キリスト教年鑑」の最新版を頂きました。10年以上前に「古本」の年鑑を頂きました。値の張る年鑑ですから、購入したことがありません。しかもどこに行ったのか、書斎にないことに気づきました。年鑑を見ると、日本のキリスト教界の現況が透かして見えてきます。牧師室にありますので、ご自由にお用いください。特集「教育基本法改悪とキリスト教主義学校」に、中部中会の「断食の日」が取り上げられていました。人名録を渉猟し、古い仲間の動向に喜んだり、悲しんだり・・・。

★  本日は、板宿教会です。前大会議長、山中雄一郎牧師の牧会される伝統のある大きな教会です。前週は、山中牧師の伝道説教そして本日がわたしの説教です。○○家や○○家の愛する方々とお会いする楽しみばかりにかまけてはいられません。先週の中会日曜学校教師研修会で、関教会の姉妹から、3名の方々が洗礼に向けて学びを開始されたとの、まことに嬉しいお知らせを頂きました。土曜日そして日曜日と、二回連続の説教が有効なのでしょうか。本日もまた、聖霊のお働きをひたすら祈って、説教卓に立ちたいと思います。少しでも、主と教会のお役に立てますように。

☆  私どもの説教卓には、なんと豪華な説教者をお迎えできることでしょうか!横手征彦教授は、「金城学院大学のキリスト教」を、「しょって立つ」お立場です。少しは、貸し(!?)がありますので・・・、伝道の応援をお願いさせていただき、ご快諾を賜りました。しかも、多佳子先生の奏楽まで!    
先週の教師研修会の講師、中山仰教師は、四国の清和学園の中高の聖書科の教師として10年間、奉仕されました。改めて、「教務教師(日本キリスト改革派教会では既定外奉仕)」のために、教会の熱い祈りが必要であることを思わされます。横手先生ご夫妻のために、祈りを集めましょう。