過去の投稿2007年12月10日

12月9日

★  待降節(アドベント)の第二主日を祝います。07年度も残りわずかとなりました。この1年も、お一人ひとりの人生には、さまざまな祝福が与えられたことと思います。同時に、試練や悲しみも与えられたことと思います。牧師としては、どれだけ、寄り添う歩みをなすことができたのか・・・。いつも、申し訳ない思いを持ちます。わたしを含めて、一人ひとりそれぞれが、主の恵みの御言葉によって導かれることを祈り求めます。この町に住む選びの民に出会う旅、呼び集める旅路がなお平安に満ちたものでありますように。

☆  本日、浜松伝道所委員会に出張いたします。あわせて洗礼入会試問会を行います。降誕祭に一人の成人男性会員が洗礼入会を志願されているのです。なんという幸いでしょうか。この兄弟は、浜松の個別訪問伝道の実りと伺っております。ひと月に一回、会員が、教会周辺の各戸を、訪問伝道しておられます。信徒研修会で一人の姉妹の証はまだ記憶に鮮明です。その中での出会いから、求道に導かれ、救いと信仰へと導かれたのです。これは、浜松の群れだけ励ましと祝福ではないと思います。私どももまた、自分たちの伝道に対する熱心と工夫とを求めさせられると思います。

★  先週の伝道所委員会で、新年度の方向性について協議しました。委員全員が、これまでの歩みの継続を語られました。「20周年宣言に生きる教会―聖霊の力あふれる教会の形成―」です。礼拝式の充実・祈りの充実・伝道への献身です。また何より、一昨年、今年と学びを深めてまいりました「ディアコニアに生きる教会」としての形成へといよいよ学び、体を動かすことへと進むべきことです。

☆  私どもの伝道所委員会は、9月から先週まで、中部中会の伝道委員会との折衝において、夜の祈祷会を含め、毎週のように集まり、協議を重ねました。伝道所委員会は、聖霊の導きのなかで、常に一致した帰結を持ってことに対応してまいりました。岩の上の教会形成の「方向性」は、明白ですし、把握されているからだと思います。毎週、共に礼拝を捧げ、学び続け、祈り続けているのですから、各個教会の役員間の一致は、本来、当然もたらされるべき賜物です。ところが現実の各個教会において、そこが混乱する場合は、決して少なくありません。その意味で、牧師であるわたしは、なんと幸せであろうかと思います。委員会の対応にどれほど励まされたことでしょうか。牧師として、伝道していて、何がその支えとなるのかと申しますと、それは、共鳴者、理解者、協力者の存在です。もはや、開拓伝道の初期ではありません。委員方を中心にし、そして会員全員が教会形成と奉仕の前線に立って進むことができるのです。私どもは、来年度、二人の委員方の転出の事態を覚悟しなければなりません。しかし、神は、必ずや、私どもの歩みをこれまでのようにこれからも、お支え下さいます。それを信じて、新年度の準備を始めましょう。今年度の奉仕プラスアルファが一人ひとりに期待され、求められている現実があります。

★  先週の主日午後には、有志の方々で伝道新聞の個別配布がなされました。しかも、未信者の方も助けてくださったのです!なんと、喜ばしいことでしょうか。

☆  金曜日には、また有志で、○○小学校の下校時に、「イエスさまのお誕生会」のチケットを手渡ししました。木曜日に、○学校と○小学校に電話して、教頭もしくは校長に挨拶をと申し出ました。その日の内に、○○小学校を訪問しました。詳しい経緯は記しませんが、○○小学校では、児童に直接配ることは差し控えました。(法律上は、学校は、校外での配布について意見を言う立場にありません)昨年、キリスト教的宗教団体が、終末の裁きを告げる異様な、気分が悪くなるようなパンフレットを児童に配ったのです。それを見た児童が精神的なショックを受け、親御さんから学校へ厳しい問い合わせがあったとのことなのです。これは、各個配布され、教会にも投函されました。○○○小学校には、配布当日に教頭に挨拶させていただきました。私どもは、地域の子らに責任を持つ教会(日曜学校)として丁寧に、顔を出して、良き協力関係をと願ってのことです。しかし、学校(管理者)としては、最近、問題になっている「モンスター・ペアレント」への配慮からなのか、とても消極的です。時代の流れなのでしょう、校門もしっかり施錠されていて、厳重なガードがなされています。さて、そのような逆風下、一人でも多くの子どもたちが、日曜学校へ、主イエスのみもとへと導かれるようにと祈ります。