過去の投稿2009年1月18日

1月18日

★09年度「年報」の 「展望」からの抜粋です。

「今年は、これまで数年続けた目標とすべき主題聖句は、掲げないことと決議しました。これまでの歩みを再確認し、一年一年、レベルアップすること、それが、私どもの教会形成の在り方となると判断したからです。つまり、「教会の言葉」に現れた志を、なお追求すればよいだけです。特別なことは、何もありません。」
「しかし、これまで以上に、明瞭にすべきことがあります。それは、経済的自給と小会設立です。伝道所から教会へと自立することです。特に、経済の課題については、1月11日の週報・牧会通信にも記しました。委員会に提案しました。「開拓20周年(2014年)までに、経済的自給を達成すること、達成できない場合でも中部中会からの援助を辞退すべきこと」です。要するに、万一、かなわなくても教師の謝金を削ってでも、経済の自給をなすことです。退路を断つ覚悟を教会的に決断することの必要性を提案したわけです。結果は、そのような志を表明しつつも、経済的支援を放棄する決議はしないこととなりました。内情は、わたし以外の全委員が一致して、このような判断を下されたのです。教会の現状、中部中会の様々な状況を総合的に判断してのことです。わたしもこれを正しい判断と、感謝をもって受け入れました。ただし、「わたくし」としての思いは、この地に開拓して20年にもなろうとして、自給できないのであれば、伝道者としてどうなのかとの思いがあるのです・・・。・・・、しかし、伝道者だけの問題でもありません。お互いの責任でしょう。」

「伝道所から教会設立の重要性、必要性を全会員が認識を深め、ひとつにすることが、今年度の目標です。加入の前、洗礼を受けたばかりの当時の青年たち(伝道協議会のメンバー)は、どれだけ、日本キリスト改革派教会の長老主義政治を学んだかと思います。「制度的教会の形成」とか「中会なくして教会なし」とか・・・、「耳にタコ」であったのです。ところが、加入後、さまざまなことで、この面での取り組みが、弱くなったのは、事実です。祈祷会で、初歩的、基本的なことを学びます。昔の資料をもう一度、用いるのです。

~複数の長老を育てることが5年以内に可能かどうか、これは、誰にも、分かりません。経済の事のようにはまいりませんから、これまで、年限を切って教会設立を目標にしたこともなかったのですし、今後も致しません。しかし今、それが逆に「甘え」になる危険性をも考え始めています。
すでに渡辺委員が、月報に教会設立の意義を、わたし以上に(?)、わたしの心中を書き記されました。「教会設立が果たされないままなら、何のために加入したのか!」 」

~「開拓伝道」・・・。若い教会、幼い教会と自ら考えてしまって、甘えてはいられません。(もとより甘えているつもりは、お互いに毛頭ないと思います・・・!ただし客観的には、中部中会の被援助教会なのです。)経済の面でも、政治の面でも自立すべきときは迫っているはずです。加入の志に立って、一日も早く支援する側に、成長させていただきましょう。」

「1月臨時伝道所委員会で決議されました。それは、第二主日をこれまで「説教の分かち合い」の時としてまいりましたが、「個人的な祈りあい」の時とすることです。何を意図するのかと申しますと、委員(牧師)が中心となって朝夕の祈祷会に出席できない方を優先して、共に祈るときを持つことです。また、朝と夕の出席者は固定しているわけですから、朝と夕の出席者どうしが月に一度、数か月に一度、膝を交えて祈り合うのです。もとより、そのような祈りのときを第二主日と限定する必要はまったくありません。むしろ、何かあれば、礼拝後に隣の仲間と共に、短くても共に祈ればよいのです。

☆総会で、○○兄の伝道所委員就職式を挙行いたします。本人は、もとより、皆さまも式文を丁寧にお読みください。先週の臨時委員会で、兄弟の委員としての担当を「ディアコニア」としました。新設の担当です。これまでにも、「ディアコニア委員会」が立ちあげられていましたが、奉仕者の関係からのなかなか機能できませんでした。委員の「担当」は、それしかしないということではありません。委員の主な任務は、共同的なものです。「会議」をつくることです。委員会として、教会の歩みに責任を担い、将来の長老、執事の訓練を受けることです。しかし、同時に「担当」の責任があります。それなしには、結局、牧師が様々なことを担うことになってしまいます。新委員のために祈りましょう。私どもの委員会が新しくなるのです。それは教会が新しくなることでもあります。昨年、務めに就かれたお二人の姉妹方のためにもお祈りください。お二人の歩み即、名古屋岩の上教会の歩みとなるほど・・・です。        

★「年報」また「岩の上文庫③」の印刷、製本の奉仕がなされました。感謝いたします!大切な文書です。丁寧に読み、学んで参りましょう。