過去の投稿2009年4月23日

4月19日

☆  先週、四日市教会に転出された○姉から、記念誌原稿を頂きました。600字余り原稿がオーバーで、泣く泣く、四日市での恵まれた証は削除しました。「岩の上魂、いつまでも」というタイトル!お楽しみに。

★  先週は、復活祭を祝い、聖餐の礼典を挙行いたしました。受難週が第一主日でしたから、受難週に聖餐の礼典を祝い、復活祭にも重ねて祝うこととなりました。毎週、聖餐の礼典を挙行する教会もありますが、私どもは、第一主日と三大祭(復活祭・聖霊降臨祭・降誕祭)の年間、15回祝います。聖餐の祝いは、主イエス・キリストの十字架と復活のみ業、私どものための救いのみ業に集中させます。もとより、そればかりではなく、受肉、高挙のみ業、さらに神の創造のみ業をも指し示す、私どもの救いの全貌、全体を示します。受難週の主日において、とりわけ御血を流し、み体を裂かれた御子イエス・キリストの苦難のみ業、受難のみ業に黙想は深まり、聖餐の祝いもまた、その面が深く味わわれたかと思います。先週の聖餐は、復活の勝利、真の死をもって真の死を滅ぼしてしまわれた復活のキリストの勝利の祝い、即、私どもの勝利の祝いの面を深く味わうことができました。聖餐の体験を深めることもまた、私どもの霊性を深める恵みの時です。

★  復活祭に、墓前礼拝を捧げる教会もまた少なくありません。礼拝堂に故人の写真を並べて、礼拝を捧げる教会もあります。私どもは特に何も行いませんが、毎週の礼拝式で、使徒信条で告白されている「聖徒の交わり」の意味を忘れません。これは、教会とは、聖徒=キリスト者の交わりによって存在するという告白です。それは、聖霊の恵みにおけるキリスト者相互の交わりです。しかも、忘れてならないのは、既に、天に召された先達のキリスト者たちとの交わりをも含んでいるということです。地上の教会は天上の教会と結ばれて歩みます。目に見える名古屋岩の上教会は、目に見えない唯一の聖なる、公同教会に連なって歩みます。その公同の教会には、当然、旧約、新約にキリスト者たち、神の民、またそれ以降の神の民も含まれています。名古屋岩の上教会で、現住陪餐会員として葬儀を執り行ったのは、○姉だけです。しかし、その他にも○姉、○氏、また、○氏もいらっしゃいます。すでに地上の会員籍ではなく、天の国籍へと移っておられますが、彼らのことも忘れずに、なお、天国の完成を目指して歩みましょう。

☆   いよいよ、来週、渡辺信夫先生をお迎えしての15周年記念礼拝式、講演会です。先生のことをどのように皆さまにきちんとご紹介できるのか、直前になって、いよいよ考え込んでしまいまいた。私が知っているだけで、47冊の著作、翻訳があります。おそらく50冊は優に越えると思います。しかも、その一つ一つは、翻訳においては古典的な価値を持ち、ご自身のものも第一級の研究書、本質からにじみ出た入門書、啓もう書です。日本の牧師で、教会のことを少しでもまじめに考えたことがある人なら、渡辺先生の著作を読まない人はいない、そう断言しても許されると思います。これは当然のことなのです。先生は徹底して「この日本」で(ただし、先生の研究は、古今東西2000年のキリスト教教理の歴史を踏まえておられ、その意味で、日本においての教会論、教理研究の次元は、先生お一人において既に国際的であると言ってよいものです。)真の教会を形成するための道を探求し、何よりも「実践」して来られました。その実りが、1958年に開拓伝道され、昨年、50周年を祝われた東京告白教会です。88歳の今も、現役で説教を担っておられます。特に今年は、カルバン生誕500年を記念して、全国各地で講演のご奉仕も担っておられます。福音主義教会の最大の神学者、ジャン・カルバンの「キリスト教綱要」を読まずして、今日もまた福音主義教会の神学教育は成り立ちません。たといルター派の牧師であってもです。(逆に、私どももまた、ルターの著作を読みます。)先生は、キリスト教綱要というプロテスタント最大の神学遺産の翻訳を、昨年、あらためてすべて改訳されて刊行されました。牧田先生が「帯」にこのように紹介しています。「世界的にみて、一人の翻訳者が全訳し、それを全面改良した例は、おそらくないはずです。使命感に裏打ちされた強固な意志と集中力だけがもたらし得た【一つの奇跡的出来事】と言うべきでしょう。」至言です。先生から、学ぶべきことは山ほどありますが、まだその氷山の一角です。賜物の相違は明らかで、傑出しておられます。しかし、私どもは、先生からキリスト者(牧師)の姿を学び、特に、東京告白教会の実践から学ばせていただきたいと願います。15周年以降の名古屋岩の上教会の教会形成にとって極めて重要なことと思います。

★  来週、鈴女先生(御夫人・牧師)もご一緒に来てくださいます。日本キリスト教会は、女性の牧師、長老がおられます。鈴女先生には、信州夏期宣教講座でお目にかかっています。渡辺先生どうよう、背筋のピンと伸びた、伝道者です。今から、楽しみでしかたがありません。