過去の投稿2009年6月27日

6月7日

★  本日は、定例伝道所委員会を開催いたします。第一主日の午後、1時30分から始まります。終わるのは、だいたい4時から5時の間というところです。本日は、09年度上半期を終え、委員一人一人の奉仕についての報告を受けながら、今年度の目標、「志あらたに自給と教会設立を目指す。」(週報の祈りの課題参照)教会の歩みを振り返り、検討します。委員会は、小会ではありません。しかし、小会設立(執事会設立)を目指すわけですから、委員は、将来の長老、執事候補者です。たとえば、治会長老(教会を治める務め、牧会の務め)には、「議会権能」(小会議員としての働き)と「職制権能」(長老個人として教会(・中会・大会)での働き)とが与えられ、それぞれの務めを担います。本日は、半年分の委員方の職制権能の報告会となるわけです。もっとも、毎月の委員会もまた、そのような報告が基礎となります。日本キリスト改革派教会の教会形成は、「政治規準」に規定されて成し遂げられるわけですから、委員会や教会役員にとって、「政治規準」は決定的に重要です。本来は、会員全員が「教会規定」を持ち、読んでいただくことが理想です。しかし、現実には、難しいでしょうから、年報には、会員に関わる条文だけ抜粋しています。教会の歩みは、宣教長老(牧師)の存在(あり方)によって決定的に左右されます。御言葉の説教(宣教)こそ、教会の生命線となるからです。しかし、長老主義教会は、治会長老と執事の働きなしには、機能しません。立てられた委員方のために、祈りを集めましょう。さらに、彼らだけに、教会形成の責任があるわけではありませんから、会員には、伝道所委員会に出席して奉仕する、言わば、議会権能は与えられていませんが、「信徒」としての「権能」をいよいよ発揮して、教会設立に向けて歩み続けましょう。

☆  「15周年記念誌」の原稿書き。どの程度、進んでおられることでしょうか。改めて名古屋岩の上教会とはどのような教会で、何を目指して歩んで来たのかを確認するために、この記念誌が用いられることを期待しています。そのために、祈祷会では、「日本キリスト改革派教会とはどのような教会か」(牧田吉和先生)の講演記録を丁寧に読みなおしたわけです。(今週で、終わります。)先週、神港教会100周年記念誌が送られてきました。戦後、日本キリスト改革派教会に加入して、神港教会の土台を据えた田中剛二牧師は、日本の説教の歴史の中で際立ってすぐれた説教者として評価が定まっています。私が、田中先生を最も尊敬してやまないのは、日本キリスト教団を離脱した際に、提出された「届け」の内容を知ったことにあります。「私の教団離脱は、私の悔い改めである」「今日の伝道の不振は、むしろ迫害を回避して信仰的妥協をしたことについて日本の教会が徹底的に悔い改めをなさないことに起因すると確信する。」先日、ご奉仕いただきました、日本キリスト教会の渡辺信夫先生の主張と確信とまったく同じものです。私どもは、「創立宣言」を何度も読みますが、この宣言は、田中牧師の「届け」の内容の方向で解釈、展開すべきであると信じています。名古屋岩の上教会は、まさにこの田中牧師、渡辺牧師の確信を継承し、展開する教会であるべきです。神港教会の加入によって、日本キリスト改革派教会の歴史は、どれだけ豊かなものとされたのかを思います。私どもも、志をもって、当伝道所の形成によって、教会と社会に貢献させていただきたいと願います。

★  「家族伝道について」改めて記します。私どもの教会の一つの課題は、契約の子の信仰告白にあります。私どもは、本心から、心底から、子どもの「救い」を願っているのか。彼らが、キリスト者として神に用いられる奉仕者として成長することを第一の祈りとしているのか・・・。それが問われるかと思います。親や伴侶を導くことも困難でしょう。しかし、我が子の信仰教育の責任は、まさに親の責任、特権です。私じしんも、責任を痛感しますが、教会を挙げて、また、自分の子だけではなく、「契約の子」(未受洗者の子どもたちも、否!彼らこそ、契約の子と信じて!)の信仰を励まし、育む教会となりたいと思います。

☆  親と子らのための電話相談室「ハートステーション」は、開店休業状態です。06年、当時の文部科学大臣が「地域のみなさんへのお願い」という広告を出しました。いじめで悩む子どもたちへの配慮を地域社会でも担ってほしいとの呼び掛けでした。すぐにホームページに、文科省、政府こそ、日の丸、君が代を子どもや教師に押し付けて、「いじめ」を行っている欺瞞を問い、応答を公にしました。ハートステーションは、子どもたちが置かれている状況への対症的働きと考えています。20000部の新聞配布で、新来者がお一人という現実とも重なりますが、今日の伝道は、会員からの直接の誘い、口コミでなければ、新しい方との出会いは、難しいことが分かります。県立芸術大学や金城学院大学の学生たちが、来られることは、大きな感謝で、責任を思いますが、そこからが課題です。28日の読書会は、「個人伝道」です・・・。