過去の投稿2009年10月27日

10月18日

★   先週は、「報告」が礼拝式のプログラムの一つであることを、ここに記しました。しかし、わたし自身省みて、「週報」の「報告」欄に、たとえば『礼拝式「後」に、伝道所委員会報告をします。』と記載する「くせ」があることに気付きました!反省とともに修正したいと思います。先週の「報告」は、少々、長くなりました。  委員が深く祈り、時間をかけて準備してくださり、会計状況を報告してくださいました。「教会設立と自給」を祈祷課題の第一に挙げて教会形成に励む私どもの基本線をアッピールしてくださいました。配られた文書は、何度でも目を通して下されば幸いです。委員会報告にありましたように、本日、次週と委員たちがおのおの、アッピールされます。集中して聴きましょう。アッピールする兄妹たちからこそ、「教会設立と自給」への献身と歩みは始まります。そうでなければ、アッピールになりません。委員たちの信仰はそのまま、名古屋岩の上伝道所の「今」を映し出します。それだけに、委員の務めの光栄と重さを思います。

☆   しかし言うまでもなく、牧師と委員たちに任せることはできません。今このとき、私どもの信仰が主イエス・キリストと父なる神から問われています。先週の祈祷会では、99年度の年報所収の「回顧と展望」の回顧部分を皆さんと読みました。今なぜ、このような取り組みをするのか。ここにも記します。10月定例委員会における懇談の折、「教会の言葉」「献堂の辞」を読むことによって、自分たちが内外に公にした信仰の志を、いよいよ自覚し、強固にすることの必要性を覚えさせられたからです。献堂後に入会された兄妹たちの多い私どもの教会の現実からの必要性について、委員たちから指摘されたのです。転出された  兄たちが委員会を構成していたとき、名古屋岩の上教会の伝統を継承する課題が指摘されたことがあります。実は、その委員会の折、わたしは、「もう十分ではないのか」という思いがありました。しかしそれを受けて、08年度、「名古屋岩の上教会の原点を再確認し、その歴史(伝統)をさらに深め、揺るぎなきものとする」として、全体研修会をしました。私の中で、どこかに、加入の折のさまざまな「思い」が残って、教会形成の筋道を徹底的に推し進めるという「気迫」を前面に出すことが「希薄」になっているのかもしれません。牧師が前面に出ることを意識的に控えることによって、長老主義教会への歩みをとの思いもあります。しかし、あらためて、なお、「伝道所」のままである現状の中で、「矢面」に立つ覚悟をと考え始めています。もとよりこれは、後退を意味するわけではありません。それは、上述したように、委員の献身、信仰の成長なくして、教会の自立はあり得ませんから、誰よりも牧師じしんが神の御前に問われます。そして、いよいよ応答したいと思います。

★   99年度、それは、加入の年でした。あれから10年たちました。神の民は、歴史を刻む民です。それは、「15周年記念誌」に象徴されます。15年間、そのまん中で、歩まれた委員がおられます。また、後から加わった仲間もいます。他教会出身者も、またここで生まれ育った方もいます。しかも上述どおり、後から、外から加わった兄妹のほうが、むしろ「岩の上スピリット」を身につけられ、それに深く、強く共鳴され方も少なくないのです。それは、「岩の上スピリット」とは、他ならない日本キリスト改革派教会の教会形成の、聖書的教会形成の、使徒よりの唯一の聖なる公同教会の方向性そのものだからだと信じています。今日、アッピールされるのは、一番若い委員。昨年は、このように奉仕なさる姿を想像しえませんでした。ここにも、神の祝福と導きを見るのは、わたしだけでしょうか。開拓当初、20代の姉妹たちの奉仕が土台となりました。今、30代の兄妹たちに恵まれています。これからの教会を背負うべく召された世代であることは間違いありません。

☆   10年前の赤裸々な姿を、自分自身再読しながら、今の私どもからどのような「評価」を受けることになるのか、厳しい問いがあります。しかし反対に、現在の私どもが、あの時の人々からどのような「評価」を受けるのかを思います。そのような歴史を重ねることが教会の教会らしい歩みです。教会における文書の大切さを思います。

★    このようなとき、次週は、多治見教会の小野牧師をお迎えします。先生との「出会い」なしには、中部中会との出会いもありませんでした。15周年記念誌にご寄稿いただいた数少ない教師です。先生を囲んで、午後のひと時を持ちます。ぜひ、多くの皆さまがお残り下さり、先生からの指導を受け、また、「質問」を準備して出席して下さればと思います。本当は、その場に、わたしも陪席させていただきたいのです・・・。

☆    先週は、新しい方が3名礼拝式に導かれました。特筆すべきことです。会員が、様々な出会いを用いて教会に誘って下さったのです。久しくなかった?ことだけに、この導きを大切にと思います。渡辺委員が月報で、「ロビー活動」というおもしろい文章を書かれました。その通りと思っています。