過去の投稿2010年1月11日

1月10日

★ 新年、最初の説教で、「必要なことはただ一つだけである。」との主イエス・キリストの愛の言葉を聴きました。今年も又、「ただ一つだけ」、これを本気で、心底求めて生きて参りましょう。人間にとって大切なもの、こと、それを、私どもは発見し、豊かに日々、また主の日のたびに受けています。わたしどもは、決して「キノコ」(星の王子さま)になってはならないのです。キノコとは、おそらく根を持たない、この世の風、この世の流行、価値観、目に見えるモノに支配される存在の象徴なのでしょう・・・。しかし、私どもは、人間となってまいりましょう。主イエス・キリストとその御言葉がなければ、生きていけるはずがないのです。それを、本当に知る、幸いな、豊かな一年となりますように!!

☆ 鳩山首相が、1月4日、伊勢神宮に参拝しました。日本キリスト教会靖国問題特別委員会は、そし
日本キリスト教協議会も、参拝しないことを要望する意見書を公表していました。伊勢神宮は、天皇家の祖先を祭る一神社(宗教法人)ですが、戦前を知るなら、それが国家神道の中心的施設の一つでした。そこに総理大臣が参拝することを、民主党政権も踏襲したことは、私どもに何を意味するのでしょうか。政権交代の喜びもいよいよ色あせ、これからも、「日本」のための、そこに住む私どもの隣人である市民のために、何よりも神のために、私どもの信仰の戦いは続きます。 

★ 昨年の話題ですが、「クリスチャン新聞」(メール版)に下記の記事がありましたので、ご紹介します。
「民主党の小沢一郎幹事長がキリスト教は「排他的で独善的」と述べたと報道されたことに対し、教会関係者に懸念が広がる中で12月7日、日本キリスト教協議会(NCC)の飯島信総幹事が民主党本部に小沢氏を訪ね、キリスト教への理解を求めた。日本カトリック司教協議会の代表らも同行した。会談は同党副幹事長、今野東参議院議員(日キ教団・仙台東一番丁教会員)の紹介で実現した。
  飯島氏がNCCの申し入れ書を手渡し、発言の真意を質すと、小沢氏は「宗教としてどうのこうの言ったわけではない」として、次のように説明した。「欧米と東洋の文明の違いがある。欧米はキリスト教の哲学、東洋は仏教の哲学が基本にある。仏教は人間の営みも大自然の営みの一つで、万物の霊長が最高位に位置するというのとは違う。良くいえば日本人は融通無碍で、神仏一緒になっている。いいところでもあり、欠点でもある。悪くいえばいい加減」
キリスト教のいいところは何かと問われ、「宗教心、信仰心が篤い。人を信仰にひきつける、信仰心を涵養する力が強い」。さらに、絶対者を信じ従っていくという面について「そこが一神教の魅力だ」とも述べた。      小沢氏が「キリスト教を背景とした欧米社会は行き詰まっている」と発言したと報じられたことに対し、カトリック代表の平林冬樹氏が、「ヨーロッパの文明が行き詰まったのはキリスト教の価値観を失ったからだと、ローマ教皇が言っている。それで物質文明だけになってしまった」と説明すると、小沢氏は「なるほど。それなら分かる」と応じ、「人間が万物の霊長というのがキリスト教の特質でも、それが支配したから行き詰まった」との考えを示した。
  最後に飯島氏は「神を愛し、隣人を愛しなさい」「敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい」「右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい」「7の70倍まで赦しなさい」との聖書の言葉を引用。キリスト教は愛の宗教だと理解を促し、「与党幹事長の言葉は大きな影響力を持つのだからよく注意して発言していただきたい」と釘を刺した。小沢氏は満面の笑顔と握手で応えた。日本聖書協会からスタディバイブルと聖句選集を贈呈すると、喜んで受け取ったという。小沢氏は聖書も仏典も読んだことはないと明かした。」
  「聖書も仏典(!)も読んだことがない」とのこと。指導的政治家を自認する同氏の教養について、大きな疑念を抱かざるを得ません。何よりも教会の情報、文化発信の力、又キリスト教主義諸学校のそれが、問われるとも思います。今年も又、この町にあって、福音というまさに情報の中の情報を発信して参りましょう!!

★ 2月21日(日) 午後2時より、知立市文化会館にて、「星の王子さま」の音楽、朗読劇が開演される情報を得ました。燭火礼拝式、先週、そして本日の礼拝説教でも、引用したこの作品は、まさに「20世紀を代表する文学」です。わたしはキリスト教文学、その傑作とすら呼んでも過言ではないと考えています。当日は、子ども教会の教師会ですが、お許しをいただけるなら、契約の子たちを引率して・・・と思います。一般が1500円。中学生以下が700円。子どもたちに声を掛けて下さればと思います。希望者がいれば、どうぞ、牧師まで・・・。幼児の参加が可能かどうか、調べてみます。