過去の投稿2010年7月4日

7月4日

☆   先週の読書会「個人伝道の学び」には、20名ほどの兄妹が残って、よき交わりと学びのときが与えられました。実践的学びをしようと、訓練をしようと始めましたが、先回、初めてではないかと思いますが、皆さんに文章を書いて頂きました。「今朝の説教を、2、3分で、求道者に自分の言葉で語ってください。質問を自分で想定しながら。何より、自分の証を織り込んで・・・:という、かなり幅の広い設問で、戸惑わせてしまいました。しかし、皆さま、ひとり一人の言葉を互いに聴くことができ、大いに刺激を受け、そこからも学ぶことができたのではないかと思います。わたしは、まるで「説教の分かち合い」のようであったと思いました。

     主日礼拝式の後、ただちに行う「説教の分かち合い」のときは、すでに10年をはるかに越えて、もはや私どもの教会に不可欠のときだと思います。私どもの「いのち」は、神の言葉にありますから、たった今、聴いた恵みの言葉から受けた祝福を分かち合うことができたら、相互の交わりもまた、豊かになると確信しています。また、そこにまさに求道者がいらっしゃれば、「説教の分かち合い」は、どんなに大きな伝道の場になるかと思います。

    わたし自身、皆さまが説教を豊かに聴きとっていて下さることに先ず、感謝を新たにし、深めることができました。私どもの「伝道力」その決定的な力は、神の言葉を自分に語りかけられた言葉として、深く聴きとり、これに生きることに尽きると思います。私どもの個人伝道の実践的訓練を目標に掲げ、「ロールプレイ」をすると何度も、申しあげました。(未だ実践できていません。先週は、家内とわたしでそれをしようと、家内には、内緒で、考えていました。ナースリーをしたので、逃げられた・・・?)しかし、このような実践訓練はとても大切ですが、しかし、結局は、キリスト者自らが福音を正しく、豊かに、深く「理解」し、これに「生きる」という、人間の全存在の成長を目指すことなしには、「エホバの証人」のように伝道がマニュアル化して、福音伝道の本質から外れる危険性もあるかと思います。(ただし私どもは、その心配をする必要はないでしょう。逆の心配、つまり、マニュアルすら未整理・・・、せっかくの賜物、力が出し切れない危険性が大きいでしょう。)

    伝道は、聖書を読む力、説教を聴く力に深く結び付いています。それは、また、聖書のテキストの中に、自分を発券する力と言い換えてもよいでしょう。私どもは、あの悪霊に取りつかれたガダラの二人であり、少なくともガダラの町の人々と同じはずです。悪霊は、私どもの罪を場として、私どもを支配し、屈服させようとします。そして、私どもの「本心・本音」すら分からなくさせてしまうのです。

   しかし、主イエスだけは、私どもを、お見捨てにならず、私どもが神の子であることを、信じ抜いておられます。このイエスさまの素晴らしさを、伝えること、伝えたいと強く願うこと、これが、私どもの伝道の動力になるのです。

   自分の「証」を語る。主イエスに悪霊を追い出された自分のことです。そのために、主イエスが何をしてくださったかを指差すのです。結局、自分を語るのではなく、ただイエスさまへと、求道者を連れて行く、そのために、神に用いられることを祈り求めたいと思います。

  次回もまた、個人伝道の学び会を行いたいと思います。今度こそ、ロールプレイ(キリスト者の役と未信者の役で、対話する・・・)をしてみたいと思います。

★   先週は、ワールドカップに、日本中が熱中したのではなかったかと思います。教会では、話題になりませんでしたが。わたしも、にわかサッカーファンになっていました。最初は、ボロボロに負けてしまうのだろうと予想していました。しかし、監督をはじめ選手一同、本当に危機感を抱いたのでしょう。崖っぷちに立って、「勝つ」ことに集中し、結束することができたようです。初戦勝利によって、自信もつき、波に乗ることもできたようです。最後の試合、最後まで観戦してしまいました。サッカーはチームプレーです。もとより、個人の優れた技能なしに、世界の次元で戦うことはできないのでしょう。しかし、やはり、チームが一体化していなければ、空回りでしょう。顧みて、私どもの日本キリスト改革派教会も、中部中会も、まさに志を一つにし、そして相親しみ、信頼し合って、共に教会形成、伝道する道が開かれたらどんなに力がでることでしょう。しかし、悪魔はまさにそこに入りこみます。関係を損なおうとするのです。どのようにして、この企てを見抜いて、打ち破るのか。私どもの教会において、それが継続できていること、それこそが、最大の感謝です。
金田牧師の「15周年記念誌」評価を再読しながら、先ず、「岩の上」から始め、それを、拡大したいと、いよいよ願います。

★   7月に入り、下半期です。委員会では、上半期を顧み、年間目標を目指し、さらに歩む準備を致します。