過去の投稿2010年10月4日

10月3日

★  先週は、「教会設立を目指す教会の課題」を共に考え、学ぶために、「半日教会全体研修会」を開催致しました。出席者は、21名、お二人の長老を加えての人数ですから、わたし自身は、特に、男性が少なかったと思います。ここに、私どもの一つの課題が明らかでしょう。

   長老や執事の務めを担う方々に、最低、求められることとは何でしょうか。それは、朝もしくは夜の祈祷会出席だと思います。教会外の様々な祈祷課題を祈ることは、もとより私どもの務め、重大な責任です。しかし、先ず、自らの教会のひとつ一つの課題、会員ひとり一人のための執り成しの祈りなしに、教会、教会員の「しもべ」「治会・牧会、執事的配慮」をなすことは、事実上、極めて困難かと思います。

   質疑応答の折、ひとりの委員が、「主の日を休まざるを得なかった・・・、この判断について、どうお考えか」と長老方に個人的な問いをなされ、このような応答がありました。「仕事(職業)を現役で担っていた頃、週日礼拝で聖餐の礼典を執行することとなって長老の立ち合いが必須となった、そこで、「祈祷会になるべく出たい」ではなく、「祈祷会に必ず出る」と決断した。それ以来、道が開かれた・・・」との応答がありました。主の日は、「キリスト教安息日」(ごく簡単に言えば、十戒で「安息日を覚えてこれを聖とせよ」と唱えている安息日とは、日曜日だとする理解)なのだと、信徒研修会で学んだ後の委員の決断です。わたしは、報告と相談を受け、「最後の最後は、ご自分で決断する以外にありません」と申しました。

   いったい何故、それほどまでに、主の日をわたしどもは重んじるのでしょうか。ごく、単純、明快なことです。当日のわたしの発題をここでも繰り返せば、「キリストの主権を確立するため。」「キリストの支配に服するため」そのようにして、「ここに神の教会を、ここにキリストだけを主と告白する、慰めの共同体を形成するため」です。洗礼志願者と、必ず、確認します。「あなたは、教会に仕えることを願うのか、喜びとするのか」です。これは、私どもの日本キリスト改革派教会の試問にはありません。開拓以来、私どもが問い続けてきた問いなのです。つまり、信仰とは、キリストの栄光のため、「救い(選び)」とは、地上にあっては、キリストの福音を証し、教会を形成するためという、福音伝道という使命に生きるという明確な目標があるのです。

   洗礼入会者に、信仰生活の方向性を問い、教えているのです。もとより、すべては洗礼を受けてから、「入会!」してから始まります。そうであれば、洗礼を受け、1年、2年、3年と自分の信仰の成長(聖化)をどこで判断するのかと言えば、教会とのかかわり、献身の姿勢にこそあるのは、明らかでしょう。

   祈祷会に出る・・・、既に、個人的に声を掛けられ、しかも応答なさった兄妹・・・。通信でも、最後に、訴え、勧めます。今まさに、名古屋岩の上伝道所が、神に問われ、心を一つにして戦うべき教会設立のために、 ぜひ、朝夕、少なくとも、主の日の朝の祈祷会に励んでまいりましょう。

☆   牧会通信・・・。休暇の折、委員が、一部、記されました。実は、それは、例外的なことではないのです。 長老は治会、執事は教会内の執事的奉仕(そこには、治会=牧会=魂の御世話も当然、含みます。治会という言葉は、どちらかと言えば、教会全体を治めるという方向が強く出る表現です。牧会とは、一人の魂を主の恵みの支配(慰め)へと導く務めです。)の務めが与えられているからです。本日も定例伝道所委員会が開催されます。どうぞ、委員方のためにお祈り下さい。とりわけ、女性委員は今、中部中会連合婦人会の準備に力を注がざるを得ない状況です。皆さまのご配慮をお願い致します。   

★  お二人より、返信のメールを頂きました。

【相馬先生  聖名を讃美します。 名古屋岩の上教会の礼拝式に出席でき、励まされました。 心から感謝致します。  皆様には、つたない話しを聞いて下さり、感謝でした。 皆さん、目が輝いていました。   先生の説教から生まれてくるものと感じました。 教会設立という大きな目標のある皆様と懇談できましたこと嬉しく思いました。  お土産もありがとうございました。大切に掲げます。皆様によろしくお伝え下さい。相馬先生、名古屋岩の上教会の上に主の祝福が豊かでありますようにお祈り致します。 感謝して 青山昭一郎】
 
  【・・・教会になったり、長老・執事になって小会を構成したり、様々に変わることに皆様が不安を覚えられるのは、むしろ当然なことでしょう。しかし、決断して一歩を踏み出さないことには、何も変わらない・起こらないでしょう。その一歩を踏み出した時に、神様は恵み・祝福を与えようと待っておられるのではないでしょうか。名古屋岩の上伝道所と皆様の教会設立に向けての準備の上に、とりわけその一歩を踏み出す決断のためにお祈りさせて頂きます。・・・主にありて・・・ 中会伝道委員会委員  津島教会 長老 梶浦和由】