過去の投稿2010年11月1日

10月31日

★  先週は、○○兄のご葬儀を執り行いました。神の栄光をあらわすことができたご葬儀であったことを感謝致します。それは、何よりも、故人の信仰の証の故でした。私どももまた、そのような葬儀をもって、神に感謝と栄光をあらせるようにと、日々を送りたいと願います。キリスト教の葬儀において、故人の生き方は、そのまま葬儀に反映される(説教によって葬儀礼拝をつくる私ども改革教会にとっては、決定的です。もとより、説教の中で、故人を語ることが不可欠と言う意味ではありません。葬儀説教こそ、神の言葉、福音の宣言であるべきです。)ことを改めて思わされました。

☆   前夜式、葬儀式大勢の会葬者が集って、故人の葬りとご遺族の悲しみに寄り添って下さいました。ほとんどの会員が、どちらかの葬りの式に列席して下さいました。これは、会員として当然のことです。が、しかし、牧師としても心から御礼を申し上げます。礼拝堂で葬りを行えませんでしたので、キリスト者が多数、列席しなければ、ふさわしい葬りをなすことはできませんでした。ご遺族のご理解を得てキリスト教式のご葬儀をなすことができたことを、心の底から神に感謝致しました。もとより、それに先立つ、病床洗礼を兄弟が受けておられたことは、まさに、決定的な感謝となりました。洗礼!なんという恵みの効力でしょうか。それだけに、家族の救いのために、私どもはいよいよ、祈りを篤くし、信仰の証、継承に励んで参りたいと思います。 (葬儀の折、ひとりの仲間から、病床の父君のために、福音を証し、祈られたと言うすばらしいご報告をも受けました!)死別の悲しみは、あまりにも巨大です・・・。これに耐える力、慰めがご遺族の上に注がれますように・・・。そして、私どもじしんも遺族のひとりです。○○兄弟に最後にお会いしたとき、心の中で、夜が明け、翌日にまたお訪ねできると考えました。天国への準備は、すでに十分にしていたはずですが、様々な思いが去来しています・・・。

☆  葬儀において、わたしの心の中にあったのは、「故人の代弁者でありたい」ということでした。説教は、キリスト(神)の代弁という本質を持ちます。故人は、声を出し、歌うことができませんでした。しかし、主イエス・キリストとその救いを、福音を感謝し、賛美していらっしゃることは一目瞭然でした。ですから、すべてを伝道説教とし、天国への「招き」を行いました。私どもの礼拝式への新来者は、悲しい事ですが一年で、十名台を越えることはありません。しかし、○○兄弟の葬儀において、何年分かの特別伝道集会に匹敵する、福音の証の場となりました。○○兄もまた、何よりも喜ばれたに違いありません。

★  06年、「葬儀に関する依頼・遺言書」への記帳を現住陪餐会員全員にお願いいたしました。しかし、全員の応答があったわけではありません。今、あらためて、若くてもそうでなくても、全員に、アンケートを書いて頂かなければと思わされています。前回は、キリスト教式で、相馬牧師の指導のもと、葬儀をお願いするという文面が主でした。しかし、その時には、わたしが先に逝かないこと、いつまでも名古屋岩の上教会の牧師でいられることを前提に記されていますので、書き改める必要もあるでしょう。ナニヨリ、どのような葬儀を希望なさるのか、どのような説教をそこで語ってもらいたいのか、故人略歴と信仰の経歴(証)などを記すスペースがありません。実は、渡辺委員は、余白にびっしりと書いておられるので、いつでも準備が整っています・・・!多くの方は、私が洗礼を施した兄妹ですから、信仰の経歴は、分かります。しかし、訃報を受けたとき、ただちに説教準備を始めなければなりませんので、その証(文書)があれば、とても助かります。○○兄の場合も、信仰の歩みは、看取らせて頂いていましたから十分でしたが、○○委員より文書を頂いておりました。年初には、あらためて改訂した「依頼・遺言書」を作成したいと思います。また、危篤から逝去、葬儀までの流れ、奉仕者の分担、流れなど、様々な状況を想定して、簡略な「葬儀の手引き」の準備もしたいと思います。(三川牧師より、稲毛海岸教会のものを頂いておりますので、関心のある方は、お声を掛けて下さい。)

☆  先週の祈祷会の折、墓地についての質問を受けました。私どもの教会には、墓地がありません。法人格を取得した暁には、ただちに取得したいと願っています。もとより、どこに遺骨を置こうとも、主の大いなる贖いの日、再臨の日、私どもの肉体は復活させられますから、心配ありません。しかし、共に、教会の交わりの内にあった者たちが、同じ場所に葬られることにも、証という視点から、大切かと思います。お墓、未信者の家族の葬儀の問題など、聞きたいことがあれは、どんなことでも、ご相談ください。 

★  市川校長のご講演は、まさに教科書のように重要な事柄が網羅されています。講演原稿は既に頂いております。聴きっぱなしにせず、次月からの読書会などでも掘り下げ、身に付くまで学ばせて頂く予定です。感謝!!