過去の投稿2011年3月27日

3月27日

★  19日、午後、臨時伝道所委員会を招集し、「東北関東大震災ディアコニア支援室」を立ち上げました。伝道所委員が全員、委員(メンバー)です。しかし、それだけでは、伝道所委員会と同じであり、ほとんど意味がありません。そこで、4名の方々を推薦し、委員に加わって下さるようにお伝えしました。そして、○姉、○姉、○兄、○姉が委員(メンバー)に加わって下さいました。このメンバーが中心となって、大震災に特化した教会のディアコニアを皆さんと考え、皆さんと共に実践してまいります。

☆  伝道所委員会は、先週の礼拝式献金の全額を被災者の方々に用いさせて頂くことを決議致しました。緊急を要する支援物資の購入、送料に当てさせて頂きます。

わたしは、深く懺悔しなければなりません。12日、土曜日の時点で、まさに、未曾有の災害であることを悟りましたのに、13日の主日には、いつもの牧会祈祷のほとんどを執り成しの祈りに用いましたが、それ以外に、ディアコニア実践の行動を起こしませんでした。週報には、皆様に、「大会より義援金の案内があるはずですから、次主日、御準備下さい」としか記していません。17日(木)に、大会は、「緊急対策本部」を立ち上げました。中部中会は、21日(月)、執事活動委員会が会議を開き(中会議長のわたしと常任書記も陪席)、「緊急対策局」を設置しました。

★  その間、わたし自身は、仙台の諸教会の状況を電話で把握。大会の緊急対策本部の西教師他にも電話で状況を教えて頂きました。また、17日11時に、メールにて、執事活動委員会のお二人の教師委員(CCでは、多数の方々に)に緊急の会議を開催して、対応を打診しました。お二人には、個別に電話で相談致しました。しかし、21日の執事研修会後に、執事活動委員会を開催するとのお返事がありました。

☆   「信徒の手引き」にこう記しました。
【実に、ディアコニアとは、教会の本質、キリスト者のあり方を根本から規定するほどのきわめて重要な言葉なのです。~ただし、神礼拝だけが重んじられ、隣人への奉仕が軽んじられるとすれば、聖書的な意味での神中心とは言えません。神の民である教会は、教会を単に維持、拡大させ、自分たちだけ祝福を味わえばよいという自己本位のあり方になってはなりません。キリスト者とは、神と人とに奉仕する人のことを言うのです。教会がディアコニアを目指して生きているかどうか、それは、教会が真の教会であるか否かを判定する基準の一つであると数えてもよいほどです。同時に、教会員ひとりひとりが、奉仕に生きることは、教会生活にとって生命的に重要です。】

私どもの年報には、-「ディアコニアに生きる教会」第6年目にふさわしい成長を目指して-とあります。ディアコニア元年からすでに5年が過ぎ、このときを迎えています。
   午後、いつもの「読書会」にかえて、「ディアコニア委員会」を開催致します。「ディアコニア支援対策室」は、10名の陣容ですが、名古屋岩の上教会のディアコニア委員会は、現住陪餐会員全員がメンバーです。「緊急」という言葉は、本日からはもはやふさわしくはないように思います。しかし、中長期的な支援を目指し、私どもが隣人となるべき膨大な方々を前に、しかし、100倍、60倍、30倍の実りを結べるようにと、キリスト者であることの特権と使命に生きて参りましょう。

★  教会のホームページ=ブログには、新しく「大震災ディアコニア支援室」のカテゴリーをつくり、アップし始めています。「あまりにも遅い対応を主に懺悔いたします。しかし、私どもは学んだはずです。ディアコニアに生きることのない教会は、教会であることをやめる・・・。」と書き込みました。祈祷会で、思わず、申しました。「もし、名古屋岩の上教会が、今この時、ディアコニアに立ち上がらなければ、牧師を辞めなければならない。教会であることができないのではないか・・・」その後、丁寧な説明を申したつもりですが、皆様には、その意とするところを汲んでいただけるものと確信致しております。

☆  火曜日、緊急支援物資の募集のチラシを近隣に配布致しました。連日、どなたかが、物資を持ち運んで下さいました。本日、東仙台教会に物資を送付致します。先週、「焼き菓子」を奉仕者の皆さまあてに、お届けしました。姉妹方のご奉仕で、ケーキを焼いて、届ける・・・。これも、奉仕者への後方支援となるはずです。

★  福島原発の「終息」・・・。新聞で、「早くとも一カ月・・・。」思わず「とんでもない!」と心に叫びました。報道は、「パニック回避」「政府対応への批判回避」「東電への遠慮」等が優先しているように思えます。毎日の祈りの課題は、原発の「鎮静化」です。利害抜きの「識者」は、その深刻さを最初期から指摘しています・・・。

☆  ○姉が、大会ボランティア登録をしました。○○日○○なりました。