過去の投稿2011年10月11日

10月9日

 ―牧 会 通 信―

★  先週から、一気に秋が深まってまいりました。朝夕は、冷たい風が寒さを運んできます。どうぞ、油断なさらず、風邪をめされずにお過ごしください。

☆  金曜日、いつもなら、説教に終日集中すべき日なのですが、被災者の皆さまから頂きましたお便りに、返信すべく時を費やしました。予想以上に時間がかかりました。土曜日現在、4名の方々から頂きました。しかもすべて山元町の坂元中跡の入居者の方々からです。これは、何を意味しているのでしょうか。お配りしたお便り、訪問した世帯は、亘理旧館の方が多いのです・・・。坂元の皆さまが置かれている状況がまさに過酷なのだと思わざるをえません。仮設住宅が設置されている状況、そして被災の状況もまた、「一律」ではないのです。

☆  北海道、そして岩手は、すでに氷点下を記録したとのことです。「冬になる前にぜひ来てください。」(テモテへの手紙Ⅱ第4章21節)と、パウロが書き送ったとき、寒さが募っていたのだと思います。切実だったに違いありません。私どものディアコニア、それは、これからいよいよ求められているはずです。

★  「金庫を流され、しかも・・・。」この方のご訴えに、どのように、お便りを差し上げるべきか、夜の祈祷会、食事会でも話題にしました。9月25日の「通信」にも記しましたが、ここでも「愛の手紙」を思い起こしました。愛の手紙(聖書)を読んだ者が、主イエスとその父なる神をご存じのない、小さくされた方に、お届けする愛の手紙です。自分でもあまりにも情けない直筆・・・。しかし、やはり直筆が必要です。

☆  本日、おそらくディアコニア支援室が開催されます。お届けする物資の購入準備を急ぐためです。また、今後のお便りは、皆さまにもお願いすることになろうかと思います・・・。

★  今朝、皆さまに06年の全体研修会でお話した講演原稿「教会のディアコニア・オリエンテーション」(一部修正・加筆)をお配りしました。1ページに記していますように、これは、直接には、本日午後、浜松伝道所における学び会のテキストに用いるためのものです。ご存じのとおり、浜松伝道所は、東仙台教会のディアコニアへの新たな支援としてひびきの団地の仮設住宅の16世帯の方々に毎月、物資をお送りし、お便りを差し上げるディアコニアを始めておられます。私どもが祈祷会で読んだ、私の「グリーフケア」のレジュメも、皆さんで読んでくださったとの事です。実は先月、「改革派信仰とは何か」の学びをしました。しかし浜松伝道所委員会は、やはり、今回のディアコニアの実践について、聖書から学び、神学的な土台を整える必要を覚えられました。そこで、急きょ、私どもが5年前に学びました講演原稿をパソコンからひっぱり出したわけです。

☆  校正を始める内に、これは、まさに、30日に行う私どもの教会全体研修会の準備にも最適と思わされました。主題は、いささか長いのですが、「教会設立実現のために 今一人ひとりがなすべきことを」です。私どもはこの学びを経て、新しく「ディアコニア委員会」を組織したのでした。現住陪餐会員全員が委員の委員会です。そうであれば、何も「委員会」などと命名する必要もないでしょう。しかし、あえて、そうしました。原稿には、「現住陪餐会員全員が執事的奉仕者」とあります。これが、私どもの志であり、キリスト者の使命を捉えなおした表現なのです。熟読をお願いします。また、祈祷会でも学びます。感謝なことですが、今更ながら、初めて読まれる仲間たちも多いことを思わされました。

★  あれから5年。私どもは、なお、教会設立を実現できずにおります。一つは、長老候補者が転勤されたということも大きな理由です。しかし、それだけでしょうか。私どもが受けている大きな祝福の前に、なお、献身を深める必要があるのではないでしょうか。たとえば、私どもは主の日の午後をどのように用いているのでしょうか。「安息日を覚えてこれを聖とせよ」との第五戒を真実に生きる者とさせていただきたいと願います。

☆  週報には、毎週「奏楽者のための練習と研鑽のために祈りましょう」と記しています。今週、○○姉が東京にまいります。奏楽は、説教者(司式者)の次に重要な奉仕です。お祈り下さい。

★  ○○兄が召されたのは、昨年の10月23日(土)。昨日は、「召天者記念礼拝」をご家庭で致しました。晩年、みごとに、主の栄光を現わされ、私どもの善き模範をしめされた兄弟でした。時の経つ早さに驚かされつつ、時に悲しみも募りましたが、改めて兄弟の信仰の歩みに心から感謝致しました。

☆  愛知県立芸術大学の後期の奉仕も始まりました。教育的伝道の働きのために、引き続きお祈り下さいませ。