過去の投稿2011年12月5日

12月4日

 ―牧 会 通 信―

★     本日の礼拝堂、いつもと様子が違うことにすぐにお気づきになられることと思います。先週に引き続き、 オルガンが礼拝堂正面の左側に設置したままになっています。これは、本日の大掃除の後、元の場所に戻します。しかし、あらためて奏楽者の皆さんと協議をする予定です。

先週も記しましたように、本来、オルガンの設置位置は、礼拝堂の正面にあるべきものではないのです。最近知りましたある教会は、なんと、パイプオルガンのため、ということで、最適な礼拝堂を建築されました。しかし、それは、まさに例外的なあり方と言わざるを得ないはずです。その教会の礼拝堂は、必然的に会衆席の真正面に設置されていました。もとより、一概に、そのようなチャペルの存在を否定しません。「音楽礼拝」をメインにして、伝道の目玉にすることもあり得ます。ただし、残響音はすばらしいのですが、聖書朗読と説教には、ふさわしくないのです。私ども、神のことば(目に見えることばである聖餐をもちろん含んでいます。)を中心に据える改革教会としては、本末転倒と言わざるを得ません。
 
そもそも、私どもの教会は、開拓当初から、オルガン(かつてはカシオトーン!)の位置を、前に置きませんでした。それは、前任地での苦い経験もあったからです。そこでは、ピアノが使用されていました。もともとピアノという楽器の特徴からも会衆賛美より演奏者が、前に出やすいかと思います。したがって、教会は、 礼拝賛美のためには、通常は、オルガンを用いるわけです。万一にも、奏楽者が自分の技術を前面に押し出すようにしてピアノを演奏されるなら、会衆賛美はむしろ疎外されてしまわざるを得ません。そのようなこともあり、私どもは、礼拝室の「後ろ」にこだわったのです。さてしかし、私どもの礼拝堂です。前方半分の天井は高いわけですが、後方は、ほぼ普通の高さです。 音がこもりやすく、ある方々には、圧迫感のある音にも聴こえてしまう現実もあるようです。先週の礼拝式でも皆様もお気づきになられたかと思いますが、単に、 奏楽者の技術の問題だけではなく、音の広がりや響きの面では、前方に、つまり天井の高い部分に設置した方がよいという事実があります。長老主義教会は、「会議」を重んじます。一部の方、たとい専門家の意見であっても、それで動きません。  皆さまのご意見をも伺いながら、奏楽者の会議、そして最後には、伝道所委員会でオルガン設置位置を決議したいと思います。ご理解、ご意見をお願いいたします。

★     東日本大震災チャリティーコンサートは、58名の出席、ほぼ満席となりました。パイプ椅子を出せば、まだまだお迎えできるわけですが、不思議なものです。2000枚余りのチラシを近隣に配布しました。しかし、やはり、会員の関係者。そして、封筒にお名前を記して投函した方がたの出席がありました。17日は、イエスさまのお誕生会。18日は、ファミリー礼拝式。23日は燭火礼拝式です。伝道の絶好機です。

☆    先週の中部中会定期会で、議長書記団の選挙が行われました。投票前に、2年間務めさせて頂いたことを申し上げました。つまり、投票しないでくださいとのお願いです。三回の選挙の結果、無事、務めを解いて頂きました。私にとりましては、ひな壇に座ることほど、苦痛なことはありません。議長としての任期は、次回の定期会まで続きますが、精神的に楽になりました。しかしながら、新たに加わった、大会執事活動委員会の会議は、なかなか、大変です。次週も、千葉に出張します。ほぼ一日が費やされてしまいます。教会学校教案誌の編集会議も一日仕事の感がありますし、会議後こそ、具体的な仕事が始まります。一週間の牧師の働きは、「予定表」「週報」に記載されています。ただし、率直に申し上げると、なかなか、皆さまに覚えて頂くことは難しいかと思います。どうぞ、引き続き、お祈り下さい。

★    先週は、大会執事活動委員会において、私どものディアコニアに直接かかわる会議が開催されました。 既に、中部中会ディアコニア支援委員会からの「ディアコニア通信」(5号)が出されています。そして、大会執事活動委員会からも、新たに通信「共に生きる」(1号)が、毎月出される予定です。既に、皆さまもお気づきかと思いますが、残念ながら・・・、現時点においては、日本キリスト改革派教会の諸教会、伝道所において、浜松伝道所と岩の上伝道所、何よりも東仙台教会のディアコニアの活動以外は、表に出てまいりません。  私どもの東北震災ディアコニアは、中会においては、既に、支援委員会からの経済的支援によって支えられています。そして、いよいよ12月の現地ディアコニアのためには、多量の手編み靴下を編んで頂くという形で、諸教会伝道所の兄妹の働きとなりつつあります。そして、これからは、大会からの経済的支援を受けて担われて行く方向が定められました。

☆      今週、次週と8月の祈祷会に引き続き、祈祷会にて、「寄り添い」「魂の配慮」について共に学びましょう。