過去の投稿2011年12月19日

12月18日

 ―牧 会 通 信―

★  待降節第4主日を迎えました。ということは、次主日は、降誕祭礼拝式を捧げます。まったく実感がわきません。先週は、礼拝式を終え、浜松伝道所へ。火曜日は、新浦安教会へ。水曜日は、いつものように朝の祈祷会と学び会、大学、読書会そして夜の祈祷会。木曜日は、学び会、金曜日は、ディアコニア支援委員会と学び会、そして土曜日は、子どものクリスマスと学び会・・・。その間に、亘理、山元町へのディアコニア準備・・・。教会学校教案誌・・・。「待降節」の「特別さ」がありません・・・。これはやはり、問題です。受肉(御子キリストが人となられた)の黙想を深めることは、まさに神学的な思索の中核をなすからです。この時期、じっくりと深い、御子イエス・キリストとの交わりを楽しむことのない、奉仕は、「危険」です。奉仕に「深み」がかけるからです。深みのない奉仕は、喜びと力に欠けて行きます。何よりも、真実に神の栄光を求めるという、根本的な方向性を見失う危険性が生じるからです。

☆   しかし同時に、仕方がありません。3:11以降の教会は、仕方がありません。神の御子がイエスとなられ、キリストとして天からこの地に降誕(派遣)されたのは、この世を愛し、救うためです。したがって私どももまた、出て行くのです。派遣されるのです。それが、私どもには宮城県亘理町であり山元町なのです。余りにも小さなディアコニアです。しかし、私どもは、主の導きを信じて、立ち上がり続けます。

★   新しい方との出会い・・・。選びの民との出会い・・・。そして、家族伝道・・・。今年度の目標を振り返ります。神は、わずかながらもしかし確実に、洗礼入会者を起こして下さいました。先週も、わたし自身も喜び、 驚かされましたがひとりの学生さんが、来会されました。大学は、わたしにとってまさに、派遣された現場の一つです。いかなる人間も、聖書において啓示された真理なしに、本来、「生きる」ことができないはずです。生きる目的も人生の意味も分からないまま、さまようしかありません。聖書の解釈、言い換えれば「神学」こそ、人類が究極的に必要とする知識であり学問です。真理の学です。この聖書を、学生たちと共に読み、聖書を通して世界を見つめる視点を確保し、視野が広げられるとき、まさに世界は変わります。人生が変わります。そのような、学生が起こされることをこそ、願って真剣勝負をするわけです。

☆  今、週一回の学び会を継続している方は、4名いらっしゃいます。すばらしいことです。しかし、もっともっと主イエスの愛は、この町に住む方々を招いておられることを確信します。家族の救いを、契約の子の信仰告白を、伴侶の救いを、家族の救いをなおなお、神に祈り求めましょう。 そして、新しい方との出会いを。

★  ここでは、くわしく記すことはできませんが、先日の大会執事活動委員会と大会連携チームとミッション協議会との合同会議で、重大なことが決議されました。(そもそも、この三者を説明する必要があるでしょうが、この欄ではできません。)私どものディアコニアに先ず、80万円の資金提供(献金)がなされます。これは、基本的には、海外のキリスト者たちの献金です。それを、被災者支援のために使ってほしいという祈りの現れです。(わたしは、新たに山元町に購入したセンターの働きのための理事会のメンバーとなりました。)また、先週の中部中会ディアコニア委員会は、今回の私どもの現地ディアコニアのために、当伝道所に15万円。協働してくださる恵那教会に15万円、つまり、30万円の援助が決議されました。もとより、今回の費用は、最低、およそ42万円ですから、それだけでは不足です。日本キリスト改革派教会は、現在、東仙台教会の監督の下になされている野蒜・東名地区、そして亘理、山元地区の三つの地区へのディアコニアを決定しています。そして、私どもには、明らかなことですが、この亘理、山元地区こそ、名古屋岩の上伝道所が継続して仕えている地域に他なりません。摂理の主は、私どもの小さな伝道所とそして浜松伝道所(東仙台教会への支援を精力的に継続中です。)を選んで、奉仕へと派遣されました。当然ながら、最初、誰もそのようなことを予想した方はいないと思います。しかし、これが現実です。主に従うのみです。

☆  本日、「イエスさまのお誕生会」子どものクリスマス会を行いました。予定の司会者親子の○○ちゃんがお熱のため、○○君親子が担って下さいました。小学1年生です・・・。わたしだったら絶対にできません・・・。立派に、大役を担ってくれて、とてもすばらしかったです。○○ちゃんも、はきはきとゆっくりとお祈りしてくれました・・・。38名の子どもたちが集ってくれたことも、大きな喜び、子どもの教会の教師たちには励ましでした。横浜からは、○○姉と○○ちゃんが駆けつけて下さいました。子どもたちは、たいへんよく反応していました。腹話術は、なお大変に有効なお話の手段であり続けることを思わされました。

★   今週、いよいよ待降節の第4主日です。家庭における聖書と祈りの時間も豊かに祝福されますように!