過去の投稿2012年2月8日

2月5日

 ―牧 会 通 信―

★  先週は、恵みのうちに会員総会を終えることができました。残念ながら、現住陪餐会員全員がそろうことはできませんでした。そして、報告と提案のすべてが満場一致可決として、受け入れられました。2013年4月までに、教会設立を果たすべく、集中した一年を送ります。ひとりの委員から、「良い緊張感の一年が始まります」とメールを頂きました。伝道所委員には、相当の緊張感が与えられるかと思います。長老候補者のお二人にとっては、どれほどのものかと思います。そして、そのようなものであることの理解と自覚がいよいよ深まることを願います。また、それを担うに足る、献身(信仰)と賜物が与えられることを祈ります。また、執事候補者も同様です。そして、先週の説教でも言及しましたように、彼らの研鑽と成長は、ただ、現住陪餐会員をして、私どもの教会を、ひたすら「神の愛の手紙」として、訓練し整えることです。その実りは、教会そのものです。宣教教師は、どうでしょうか。名称だけ変わるわけですが、しかし、伝道所委員の訓練の責任は、わたしにあると言わざるを得ません。わたしと同じように、教会を愛し、教会に仕える志を持って頂ければと願います。また、神学的には、最低限、牧師のしていることを神学的に理解できるようになって頂かなければと願います。長老候補者は、教理を「教える」能力のためにも、相当の研鑽を積む必要があるだろうと考えています。

☆  先週の朝夕の祈祷会は、いつものように、説教に関連する御言葉(Ⅰテサロニケの信徒への手紙1章)を解説した後、説教原稿を読み合わせました。珍しいことと思います。しかし、ぜひ、皆さんに、きちんと理解して、身につけて頂きたかったからです。私どもの人生、教会は、聖書の作品です。神の御言葉を書き込まれ、聖書の大きな物語のかけがえのない小さな物語を、神が編み続けて下さいます。教会を神の愛の手紙とすべく・・・。

★  祈祷会で、坂元中跡仮設入居者からのお便りを紹介しました。厳冬の、しかも仮設住宅で、なお寒い思いをしておられる老ご夫妻・・・、胸が締め付けられます。本当に、支援が必要です。先週、15名の方々がお便り(文通)奉仕の名乗りを上げて下さいました。すでに、お出し下さった姉妹もおられます。そして、先週は、新しくひとりの姉妹が、この方々の「お便りの友」となるために名乗りを上げて下さいました。感謝です。
  浜松伝道所のディアコニア室主催の奉仕者報告会、学び会には、29名が集われたとのこと。中部中会諸教会にも、文通のディアコニアがいよいよ拡大して行けば、どんなにすばらしいことでしょうか。

★  本日は、浜松伝道所の会員総会です。5月からは、引退された教師が「定住の説教者」として赴任されます。その意味では、昨年度の厳しい奉仕の状況は、幾分かは軽減するでしょうか・・・。昨年度、私どもと同様、浜松の群れも、主の豊かな祝福と支えを受けました。交わりから離れる会員もなく、昨年度と同じ教勢を維持しました。つまり、微増と言えると思います。伝道所委員(男性3名、女性1名)の皆さんは、相当の緊張をもってこの時を迎え、また歩まれたことと拝察いたします。その良い緊張感を保持することが、今後の歩みにとってのまさに試金石となります。自分たちで、教会の様々な奉仕を捧げ、必要を管理し、伝道牧会を担うこと、そのスキル、その霊性すべての面で、成長、成熟を目指して頂ければと期待し、願います。

☆  私どもの教会は、通常、特に、年間標語や年間主題聖句を掲げません。しかし、求められて、下記としました。「回顧と展望」より抜粋してご紹介いたします。
標語:「神の愛を豊かに受け、神と人を愛する教会」聖句:マルコによる福音書第12章28~31節
 【神を徹底的に愛することを第一とする人は、必然的に隣人を自分のように愛することに繋がります。両者に「間隙=スキマ」は、ありえません。神を愛しながら人を愛さない可能性はないのです。ただし、アダムの堕罪以来、私どもは、神への愛を完全に喪失しています。したがって、神からの愛を受けることから始める以外に道はありません。それは、これまでのように説教と聖礼典を中核とする主日礼拝式を徹底的に重んじる道です。次に、教理を学び、教会のディアコニアの心臓部である共に集まって祈る奉仕にいよいよ集中することです。そこにおいてのみ「教理即生活」という聖書に示されたキリスト者の真の姿が成り立ちます。~愛するためには、ただ神からの愛を受ける以外にありません。隣人を愛することは、ただ神に深く豊かに愛されている喜びと感謝によってしか生じません。ですから、神の極みまでの愛を、日々、『受ける』ことを、すべてに優先させ、ここから常に新しく出発してまいりましょう。 】浜松伝道所のために、なお、祈り続けてまいりましょう。改めて、支え、送り出して下さる皆様に、感謝申し上げます。