過去の投稿2013年10月29日

10月27日

☆   先週は、豊明教会の修養会の恵みに共にあずからせて頂きました事、本当に、感謝致しました。昨年に引き続いて、このような協同の学び(研鑽)が許されますことは、私どもの教会のまさに「祝福」そのものです。お互いへの尊敬と信頼、なによりも主にある親しい思い、愛があるところに、そして何よりもその根底と前提として、日本キリスト改革派教会の信仰と政治に結ばれているからこそ実現できるわけです。主日には、あわせて40名の出席となりました。しかも、子どものプログラムは、多くが岩の上の子どもたちでした。作品を見せて頂き、相当の準備がなされていたことを思わされました。この面でも、本当に、感謝とお礼を申し上げなければなりません。豊明教会も開拓伝道から教会設立。そして既に10余年の歩みをなさっておられます。私どもの先輩(しかも大先輩ではないところが、私どもにとっては逆に見習いやすいこともあるかもしれません)として、着実なる歩みがなされています。今回も、おんぶにだっこでした。申し訳ない思いもあります。

★   今回の集いは、合同修養会ではなく、土曜日は、有志。主日は、私どもの定例読書会としての位置づけとなりました。豊明教会で、「ディアコニア」についての学びの必要性があり、わたしが講師としての指名を受けたわけです。1時間の枠のなかで、「ディアコニア・オリエンテーション」と題して、2006年に、私どもがディアコニア元年として、教会の年間主題として銘打ってその歩みを開始したとき、学んだ原稿がほとんどベースになっています。基本を確認することから始めたいと考えました。

☆   わたしは、分団の懇談の中で、「ディアコニア元年」という標語を掲げたその背後には、「悔い改め」があったと申しました。つまり、小さな開拓の群れ(人材も経済も乏しい)で、教会形成、しかも日本キリスト改革派教会としての土台を据えることに専心することを優先すべきであるという、確かに、歴史の中を歩む教会として、「ある言い訳」が成り立ちます。わたし自身、開拓伝道、加入、そして堅固な土台つくりと堅実な成長を目指し、打ち込んでいました。つまり、教会内のことに集中し、専心する時代でもあったのです。しかし、その「ある言い訳」の中に逃げていたことも、わたし自身の胸中には、あったのです。しかし、そのままの歩みを続け、深めるだけでは、主の教会の御言葉にかなった全体的な形成には、達しないことも明らかでした。そこで、「元年」でした。「元年」とは、これまで教会のディアコニアを真正面に掲げて、教会形成をなしえていなかったことを表明したわけです。開拓伝道から12年も経っていたのに・・・です。

★  ひとりの長老が、それに強く反応されました。「教会の歩み、出発は、【悔い改め】が大切ですね・・・」そのことは、まさに、席上でも紹介して頂きました「新刊」に収められた西部中会での講演の冒頭で、確認していたことでした。戦争責任への悔い改めからの出発としての日本キリスト改革派教会創立についてです。 

☆  日本キリスト改革派教会がこの点で、どこまで進むことができたのか。3:11以降、あらためて厳しく自ら問い直さなければならないことを思います。そして、日本キリスト改革派教会が刷新され、再生されるために、鍵となるのが「ディアコニアに生きる教会像」だと、わたしは、(小さな声でしかありませんが)訴えています。それは、これまでの創立宣言の主張を弱めるとか修正するということではまったくありません。それを、推し進めて行く事です。「善き生活」、何よりも「キリスト教的有神論的人生観、世界観」を現実の困窮する社会で展開することが、ディアコニアのまさに課題に他ならないからです。教会の使命、また存在理由は、神の国の平和を映し出し、拡大し、前進させることにあります。神の国の中心的なあらわれである教会であればこそ、言葉による伝道は、不可欠です。同時に、「世に仕える」ディアコニアもまた不可欠となるはずです。

★  講演で、最後に提案をさせて頂きました。かねてより、一個教会で担えない地域へのディアコニアを協同で担う道を、祈り、模索することです。名古屋地区には、さまざまに支援の手を求めている団体、個人がいるはずです。既に、豊明教会では、市役所に出かけて、情報を入手しておられます。

☆  本日は、わたしが不在です。四国は、松山教会で、土日と二回の伝道説教を行います。戻って来て、ただちに家内に尋ねるのは、皆さまのことです。本当に、おひとり一人が、主の愛を豊かに受けていることを知り、また、わたしも皆さまを愛していることが伝わるように、本当にそのような奉仕のあり方へと導かれることを願っています。逆に、皆さまからのご理解、赦しと愛は、私には伝わっています・・・。申し訳ない思いです。そして、改めて心から感謝致します。欠席者、契約の子、未受洗者の方々のこと、宜しくお願い致します。