過去の投稿2014年3月16日

3月16日

★   先週の祈祷会でも、「礼拝指針」からなお「聖餐の祝い」について学びました。礼拝指針の中で扱っていますから、聖書からの教え(神学)を中心にしません。それだけに、私どもの普段の実践、まさに身近な課題として、改めて気づきが与えられたり確認して頂けたことも少なくなかったように拝察しています。執事による主の食卓の準備の奉仕について、又、教会の諸集会における執事の準備の務めについても確認しました。また、長老による配餐奉仕についても確認致しました。主イエスの「代理」として、主の民の席に近づき、パンと杯を手渡す務めの意義、そして、皆さんがそれを主イエスから頂いているとの自覚の事ごとです。現住陪餐会員全員と学び、懇談できればと思いました。実は、「聖餐」の表記について、ちょうど前日ここで開催した大会教育委員会での「子どもと親のカテキズム」最終稿の確認において、「聖餐」の表記を一部、「聖餐(主の晩餐)」と表記することを決めたこともあり、聖餐の形式ぬついて話題になりました。他の教師方の執行についても、お分かちしました。礼拝指針では、「執行の形式」は、教師に委ねられていると明記されています。それだけに、教師方には、それぞれの思い(思い入れ・こだわり)があるのだと思います。ご紹介した方法を、わたし自身は採用しようとは思っておりません。私だけかもしれませんが、聖餐のパンと杯が、聖餐卓に戻され、説教卓に戻る前に、わたしは「お辞儀」したくなるような「思い」にかられることがあります。同時に、残ったパンの処理については、ある方には、躓くような思いを与えたかもと、思っています。4月6日は、20周年記念の礼拝式であり第一主日です。また、20日は、復活祭です。主の食卓がいよいよふさわしく祝われることを目指して、備え、歩みましょう。キリスト者の地上の歩みとは、つまるところ、聖餐の食卓に「ふさわしい」者となること、聖化の歩みに他ならないからです。言い換えれば、私どもの開拓の祈りの一つ「ここに聖餐を囲み、ここにキリストだけを主と告白する慰めの共同体を形成させて下さい」に込められたように、教会形成の歩みに他ならないからです。

☆  教会形成の歩みの中で、本日ついに、教会設立式を挙行致します。設立は、伝道所にとっては最大級の目標であり責任と自覚してまいりました。しかし、「設立」も「式」も決してゴールではありません。ここから、いよいよ教会形成の戦いへと、志を新たにして、また高くして進み行きたいと、役員一同、心底祈り願っています。何より、皆さまと共にこの善き日をそのような再出発の日としたいと願っています。

★  既に、文書やメールでお祝いのおことばをたくさん頂いています。すべてをご紹介したいと強く願います。しかし、式のなかですべてをお読みする余裕はまったくありません。東関東中会の三川栄二牧師からはB5二枚にびっしりと頂きました。古い友人の日本キリスト教団の望月修牧師、神学校の袴田康裕牧師、わたしの属する大会の教育委員会から芦田高之牧師、執事活動委員会から持田浩次牧師、CRCのスパーリンク先生・・・その他の諸先生の文章はそのまま印刷して、お配り致しました。
  伝道所から教会へということは、時が経てば、当たり前と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、地方伝道に仕える宣教教師や会員の方々は、簡単に、「あと何年後に自給、設立・・・」と言える状況では、決してありません。また、つい先日も、いわゆる首都圏の教会が「種別変更」して伝道所となるケースも出てきているとも伺いました。その意味でも、わたしどもはどれほど豊かな祝福に与っているのか・・・と思わざるを得ません。だからこそ、開拓の志を、今こそ新しくしたいと思います。それぞれの小さな賜物と捧げもの、貧しい信仰と拙い奉仕ですが、主に捧げ、何よりも祈りを一つに集めて主にお捧げしてまいりましょう。伝道困難の縮図のような地域である大都市名古屋で、しかし決して、諦めたり倦み疲れることなく、「ゆっくり」としかも「急ぎながら」進みたいと願います。主イエスさまは、私どもの思いと祈りを、いよいよご自身の聖霊によって、一つにして下さいます。使徒言行録の講解説教でいよいよ示していただけるであろう、神のいのちのみことば、福音の真理をいよいよ悟り、これに生かされたいと思います。聖霊なる神は、私どもの祈りをいよいよ熱くしてくださり、何よりも深めてくださり、ディアコニアに生きる教会として、いよいよ祝福して下さることを信じています。

☆  先週の○○兄の歓送会では、仮設住宅での様子、また卒業作品のことごと、教会の交わりの中では、なかなか見えない面を、知ることができました。いよいよ、送り出す寂しさを募らせてしまわれたと思います。いよいよ春本番。人生の大きな節目。教会もまた節目です。主の導き。信じて歩みましょう。