過去の投稿2005年4月17日

4月17日

★  先週は、中部中会定期会が瀬戸の労働者研修センターで開催されました。おそらくほとんどの教会の会議には、悲しみ、痛みを伴う議題もあると思います。また同時に、喜びの議題もあるでしょう。今回の喜びの議題は、なんと言っても、三名の教師候補者登録願いが可決、承認されたことでしょう。(もちろん、名古屋岩の上伝道所だけに限って申しますと、中部中会1000万円募金が達成され、余剰金150万余りが、私どもの会計に計上することがゆるされたことです。)振り返りますと、この数年間で、中部中会から9名の伝道献身者が輩出しました。もちろん、厳しく申しますと、彼らのこれからの歩みがどのように導かれるか、教師任職とその後数年の歩みを見ない限り、単純には喜ぶことはできないかもしれません。
 しかし、たとえば豊明教会の○○兄は、先回お会いした、(それは、豊明との合同修養会・・・「献身」を主題で講演させていただきました。豊明教会の年間主題でした・・・)ときとまったく見違えてしまうほど、立派に議場挨拶されました。名大院卒でトヨタに入られたとのことも「証」で知りましたが、神が召命を与えられた者のその歩みは、やはり厳かです。そして、神がその御言葉と聖霊によって導いてくださるのです。○○兄は、これまでも祈祷会でお祈りしてまいりました。先日は、お便りも頂き、献身の道のりでの私ども夫婦との出会いを感謝してくださいました。さすが、大人の献身者です。春日井の○○兄は始めて議場で拝見しました。
 神学校での訓練の要は、神学の「正しい」研鑽であり、これこそほとんどすべてであろうと思います。なぜなら、そこには、霊的修練、祈祷と伝道の訓練が必ず伴うからです。ウエストミンスター信仰基準をどれほど上手に解説できるか・・・、必須のことですが、枝葉のことであると言っても良いと思います。改めて牧田先生や、神戸改革派神学校の働きのために祈りましょう。

☆  東京都教育委員会は有名ですが、広島においても、公立学校の入学、卒業式における国歌(君が代)斉唱の義務付けのような憲法違反の状態が深まっているとの新聞報道がありました。君が代をどの程度の声量でうたったのかを三段階にチェックするというものです。まったく唖然とします。キリスト者の教師が、信仰の良心をもって公立学校で教員として務めることが、妨げられる事態です。これは、もはや「迫害」と言っても良いでしょう。東京都では、音楽教師が君が代伴奏の職務命令に従わなかったことにおける、罰則に対し提訴がなされています。
   日本キリスト改革派教会の創立60周年記念宣言は「終末の信仰の宣言」ですが、今定期会で、わたしも委員を務める「世と教会に関する委員会」からの提案、「憲法第一委員会に60周年宣言の文言に今日の状況認識とそれに対する抵抗の姿勢を鮮明にする文言の加筆を要望する提案」が、大多数可決されました。大変喜ばしいことでした。起草者の牧田先生の最終草案の中には、「迫害」という文言も既に加えられ、私どもの意向は、すでにかなりの部分で組み入れられました。
   「聖神中央教会」(因みにギリシャ正教では、聖神とは聖霊の訳です。)なるいかがわしいキリスト教系宗教団体が、キリスト教会への少なからぬ悪しき風評を流している今日でもあります。この終末の宣言が、 時代を見抜くまなざしを開き、戦う教会の姿勢をただし、慰めるものとなるように祈ります。そして、そのようなものが完成しつつあります。
 しかしいずれにしろ、私ども名古屋岩の上伝道所は、キリストだけを主と告白する慰めの共同体です。「山の上にある」(マタイ第5章13節)教会なのです。教会内だけで、「キリストの主権」と謳ってもむなしいことではないでしょうか。世界とそこにあるものは主のものです。わたしの入学式、卒業式におけるわずかの抵抗は、東京都や広島県のキリスト者の教職員に比べれば何ほどのものでもありません。そのようなキリスト者の戦いを支えうる慰めの家、教会の形成が私どもの喜ばしい課題、使命であります!

★  先日の花倶楽部が終わって、ロビーで、姉妹方の立ち話していました。牧師室のドアは開いておりましたから、パソコンにこの欄を打ち込みながらも、聞こえてまいりました。最近、○○くんが、夜に聖書を開いてお祈りを始めているとのこと!○○姉は、分級の先生ですから、もちろんでしょうが、これほど嬉しいことはありません。2年生になったばかりですが、このまま信仰が成長するようにと祈ります。また、先週の「御言葉の分かち合い」には、○○委員の一言が効いたのでしょう。○○君と○君も参加したのです!すばらしいことです。祈祷会でも、お知らせしましたが、恵も、「信仰告白」を志願しています。