過去の投稿2005年11月27日

11月27日

★   先週は、皆様のお祈りのおかげで、実家に戻ることもなく、いつものように一週間、休みなく奉仕をなすことができました。火曜日は、○○姉の家庭集会のために家内と出席しました。これは、私どもの歩みにとりまして、特筆すべきことです。「花倶楽部」の○○姉が○○姉の先生なわけで、その意味では、「花倶楽部」が生んだ家庭集会と言えるかもしれません。私どもが伺った日は、3名の方、初めてお会いした方はお一人でした。一通り押し花の作業が終わったところに駆けつけて、短く聖書を開きお祈りしました。初めての方も良き印象を持ってくださったと伺いました。家庭集会。伝道的な家庭集会。どれほど、憧れ、求めて来た事でしょう。しかもなんと、前日にも違う方のための集いをもって、○○姉が自分で聖書を開いてお勧めをしたのだそうです。このことも特筆すべき喜びです。牧師から聴いた神の言葉、教えられた聖書の読み方で、自分なりに説いたのでしょう。教会は、そのようにして証の言葉を伝えて、広がってゆくのです。このような自発的な家庭集会が、一つふたつと増え広がりますように。継続的な集いでなくても良いのです。この人に、なんとしても福音を伝えたいと願っている方がいれば、どこにでもわたしをお呼びくださればと思います。多くの場合、いきなり教会にということが難しいでしょうから、家庭が用いられます。その意味では、ただ多くの方を招くことが重要ではないと思います。むしろ、この人に!という一人の方を得ることです。牧師が御言葉を伝えたその後で、寄り添い、祈り、導く人になっていただくことが家庭集会の祝福の鍵、要点です。

☆   先週は、中部中会の教会学校教師研修会で、4年ぶりに、講師となりました。「魅力ある日曜学校のために-教師会の形成-」という主題で語りました。出席者は、55名。加藤常昭先生のときですら42名でしたから、近年にない出席者でした。しかし、何より嬉しかったこと、それは、「教会学校教案誌」の発行の力が、遂に明らかに見えてきたということであります。講演において、申しました。「教会学校教案誌」を発行して4年余り。神の恵みの御業を心から感謝しているが、現状の日本キリスト改革派教会の日曜学校と伝道には、危機感を持っている、それを全員で共有したい」しかし、午後の発題のなかで、多治見教会の教師の言葉を聴きました。それは、「教会学校教案誌」によって成長し、私どもが狙っている、目指しているように、成長、変化させられている教師の姿を見たからです。伺いながら、確かに、少なくとも中部中会は、「教会学校教案誌」によって意識が深められたと実感させていただきました。「教案誌」を採用し、きちんと教師会で読んでくだされば、必ず成長することを確信させられました。そして、手前味噌ですが、いよいよ、日本キリスト改革派教会の全教会、伝道所で採用され、きちんと読まれることになれば、将来に光を見ることができると思いました。この姉妹の発題を、なんとか、文章で、それこそ「教会学校教案誌」で紹介したいと願わされるほど、嬉しい言葉を伺えたのです。シンポジウムにおいても、フロアーからの発言を聞きながら、中部中会の教師たちの質の高さをも垣間見ることができました。手前味噌は続きますが、日本キリスト改革派教会は、「打てば響く」との望みをはっきりと持つことができました。

★   講演の最後に、牧師の責任について触れました。研修会に、牧師が少ないことは、紛れもない事実です。牧師が率先して、教師を訓練、指導しなければなりません。なにより、やってみせることが必要です。牧師批判は、大きなリスクを・・・。しかし、避けて通れません。また、それは、言う本人の首を絞めることを意味します。しかし、自ら、福音によって日々変えられ、成長し続ける望みを失っていません。私自身が、福音の力をさらに体験する期待感にわくわくしていなければ、通じること、届くことは不可能でしょう。神の言葉にドキドキし、興奮する自分自身の成長もまた楽しいことです。日曜学校教師とは、子どもを教えるという一方通行の業をなすのではなく、そこで、まさに伝える福音によって自分自身が成長させられて行く奉仕なのです。福音(御言葉)の教師は、福音によって自ら教師として育てられて行くのですし、行けるのです。教師たちから、継続的な訓練の場を求める声を、今回も受けました。現状では、不可能のように思います。しかし、これもまた、「教会学校教案誌」発行のように、誰かが、立ち上がって組織する必要があるはずです。

☆   今週は、福音主義神学会の全国研究会議が名古屋YWCAで三日間開催されます。今回は、中部部会がホストになり、わたしもコーディネーターとしての奉仕も与えられています。夏から秋そして冬・・・。毎日毎日、追われ続け・・・。研究発表なさる方たちは、神学校で教えておられる方が多いのですが、研究する時間を確保すること、それだけで、私などははるかに及びません。  
  
★  昨日は、多くの方々の大掃除のご奉仕に感謝申し上げます。今回は、まったく手伝えませんでした・・・。外のテーブルでのお茶タイム・・・。