過去の投稿2006年1月15日

1月15日

★  先週の伝道所委員会で、ビジョンを語る会での皆様のご意見の報告を受けました。そこで、心から嬉しく思いましたのは、「聖書日課」への予想以上のよい応答でした。一年で通読する日課を用いる教会もありますが、3年で、旧約、新約聖書を通読するのは、ペースとしては、ちょうどよいと思います。これまで、それぞれが、聖書を紐解いて、日々の「聖書生活」(聖書を読み、祈る生活)を作ることを、わたしは、暗黙の了解としてまいりました。しかし、あらためて、聖書日課のすばらしさは、なんと言っても、同じ御言葉を、同じ日に、教会員が読むという「交わり」のすばらしさです。

☆  皆様の声によっては、三川先生の「聖書日課」ではなく・・・とも、考えていました。しかし、これは、まったくの杞憂でした。三川先生のものは、何度も記しますが、圧巻です。これ以上に、丁寧に、詳しく、神学的に、信仰的に解説してみせてくれる日課は、日本キリスト改革派教会のなかでも稀有ではないかと、思います。皆様が三年間、読まれるなら、大きな霊的な、信仰的な「力」を受けることとなると確信します。

★  「サンデークリスチャン」という言葉があります。(聞かれたことがないかと思いますし、私どもの中では、聞きたくもないことばです!)つまり、日曜日、教会に来るときだけの「クリスチャン」ということです。このようなあり方は、聖書とは相容れない「キリスト者像」でありましょう。わたしども、日本キリスト改革派教会の  会員と、「サンデークリスチャン」とは、相容れない概念です。しかし、正直に申しますと、誰しも、この誘惑から自由ではありません。「自分は、これと戦わなければならない・・・」という意味のことを仰った仲間がおられます。洗礼をお受けになられて、特に最初の数年間、主の日から主の日まで、常に、御言葉によって思考と生活とが導かれるように、集中的な努力を要します。たとえば、欧米で信仰に導かれ、教会生活をなさった日本人が、いざ、日本に戻られると、教会生活から離れることが、少なくありません。幾つも原因があり、日本の教会じしんにも責任、問題がないわけではないと思います。しかし、日本の状況で、キリスト者であること、さらに成長することは、訓練を施されて、強められていなければ、きわめて困難なのであると思います。それほど、日本の土壌は、非キリスト教的、反キリスト教的なものが強いのです。受洗後間もない方はもとより、そうでない方も、どうぞ、ひとり一人がそれぞれの日々のキリスト者としての生活を作りましょう。

☆  すでに新年、三週目。私自身、何度も、聖書生活の崩れを経験し、自分の弱さを嘆いたことでしょう!  どうぞ、崩れても、めげないでください。気を取り直して、さかのぼって読まなくても、その日の聖書を読んでください。必ずしも、解説を読む必要は、ありません。聖書そのものを読むことが、基本ですから。

☆  先週の朝の祈祷会では、06年度の主題聖句、テモテの手紙Ⅱ第2章1~5節を、また、夜の祈祷会は、当日の聖書日課、創世記第11章、バベルの塔の物語を、皆で黙想し、分かち合い、わたしの解説を行いました。いずれも、すばらしいときとなりました。毎日、集まって、このような霊的な集いができたら、幸せだなぁと思います。朝夕で、20名を越える仲間たちが揃います。今年も、祈祷会を重んじてまいりましょう!ときどき、聖書日課の黙想を祈祷会で、行ってまいりたいと思います。

★  今月は、会員総会のために、祈祷会で集中して祈ります。会員総会のためには、準備が必要です。現住陪餐会員は、お配りした「所感・05年年報・22日提出予定の06年度年報」を熟読してください。それなしには、総会の真実の恵みにあずかれないとすら思います。志を一つにして出発するための、お互いの努力を求めます。委員たちも、真剣です。多大な犠牲を喜んで払っておられます。

☆  「創立20周年宣言を生きる教会の形成を目指す、第三年目」この基本線は変わりません。しかし、先週のこの欄にも記しましたが、「教会のディアコニア」を考え、実践する「元年」にすることを、先週の委員会で申し上げ、異論なく受け止められました。本日、決議される予定です。ただし、創立宣言にも20周年にも、 扱われていない主題です。委員にも申しました。「私自身がまだよくわかっていないのです・・・。だから、 学ばねば。」そのために、東京告白教会の渡辺信夫先生(と長老)を講師にお招きしたいと思います。何度か、メールのやりとりを続け、遂に、渡辺先生が来てくださるとのご返事を賜りました。しかし、スケジュールの関係で、難航しています。お祈りください。 

★  先週、ある事情で、加入以来、自分のなした論文、講演、執筆原稿などがいったい「何本」になるのか、数えさせられました。「教会学校教案誌」だけで150本以上。その他のものは、32本以上。自分でも驚いてしまいました。どうりで、書いて書いて・・・、日々が追われているわけです。