過去の投稿2006年2月7日

2月5日

★  先週の会員総会は、恵みのうちに終えることができましたことを心から喜んでおります。予定時間は、2時15分でしたが、結局、3時15分になってしまいました。やはり、どうしても3時までは、かかるものと実感させられました。しかし、予告していた時間を大幅に超過してしまいましたこと、お詫び申し上げます。

☆  総会で、議長から指名して質問を求める・・・!会員総会ならではのことでしょう。しかし、伝道における積極的な意見も出て、感謝でした。何よりも、やはり厳粛にさせられたのは、○○委員の委員復帰、委員就任式を挙行したことです。どうぞ、今後の姉妹の奉仕のためにお祈りください。彼女が、挨拶のなかで、素直に仰ったことが忘れられません。12月の委員会に陪席されたとき、1年前の委員会とのあまりの違いに驚かされたとのこと。一年の間に委員会自身が成長したという実感をもたれたのです。それだけに、復帰をたじろいだとのことでした。私自身、それほどまでに変化したとは全く感じることはありません。しかし、年報に記したとおり、一人ひとりの委員の奉仕、信仰の姿勢は相乗効果をもたらし、会員に波及し始めていることは感じています。この一年。貴重な一年になるはずです。さらに、日本キリスト改革派教会らしい教会となること、日本キリスト改革派教会の歴史的使命を実現する教会となるために、聖霊の力あふれる教会となるために、求められていることは何でしょうか。それは、「キリスト・イエスの恵みによって強くされること」です。聖霊の恵みによって、信じ、従うことです。

★  「エンデュナムー」テモテの手紙Ⅱ第2章1節にある御言葉です。「強くされなさい」という意味です。先週の説教で、学びましたが、デュナミスとは、「力」(ダイナマイトの語源)という意味です。エンは、英語のインと同じ意味ですから、「力の中に入る」ことが強いことなのです。このギリシア語は、実にすばらしいイメージを私どもに提供します。「福音は、~信じるすべてに救いをもたらす神の力」とローマの信徒への手紙第1章16節で言います。福音が神の力であり、救いの力です。そしてその力の本体、福音の内容は、主イエス・キリスト御自身です。つまり、キリスト者にとって強くされるとは、他ならないこのキリストの中に入ることです。主キリストとの結合に他なりません。主イエス・キリストとの交わりに他なりません。この交わりに生きる者が強められるのです。そして、私どもの強さは、ここにしかありません。礼拝式でこそ、キリストとの結合、交わりがなされます。しかも、皆で経験する、神の民全員が同時に強められるときなのです。本日の説教は、先週のテキストからの第二回目。この礼拝式における説教聴聞こそ、わたしどもの生命線です。結局、キリスト者の恵みの力は、ここに尽きるのです。主の日を、万難を排して勝ち取ること!これなしに、私どもの強さ、成長、教会形成、神に喜ばれる道はありません。同時に、ただ、礼拝の場にいるなら、大丈夫・・・ということではありません。説教聴聞の準備をなして、集中することが大切です。

☆  今週の土曜日は、「2:11集会・信教の自由を守る集会」があります。日本キリスト改革派教会の各中会でこの集会が開催されています。他教会でも、それぞれの地域で集まって集会を持つところが多いかと思います。この日は、「建国記念の日」として祝日とされています。日本という国の成り立ちをこの日に祝うのは、もともと「紀元節」という戦前、大日本帝国の時代に、天皇中心の絶対主義国家体制を構築するために、神武天皇即位をもって暦の紀元とする、まことに「おとぎ話=神話」に根ざした天皇中心の歴史を作り出すための暦に従ったからです。紀元節とは、神武天皇紀元、つまり「皇紀」の暦に他なりません。もとよりこのような暦は、日本国憲法の精神によって、断罪されたものですから、戦後、廃止されました。ところが、今からちょうど40年前、1966年、「建国記念の日」として復活させられました。ただし、「建国記念日」とすることはできませんでしたから、建国を記念する日、建国記念の日と命名して、定めました。日本国憲法が制定され、そのわずか20年後に、このような非歴史的、天皇中心主義の、絶対主義国家への回帰の企てが実現しました。最終的には憲法を改悪しようとする息の長い、まことに熱心な企てが、世代を超えて受け継がれてまいりました。そして今、彼らの当初の願いがいよいよ目前になってまいりました。私どもに取りましては、まさに、緊急事態を迎えております。キリストの降誕に始まる暦を重んじる教会は、歴史の支配者を主キリストと認め、それだけに、この主の支配を喜び、祝い、感謝し、人生の毎日、すべてのときに主のご支配、守りを認め、感謝するのです。主の2006年として、これからも地上の歴史を大切につくって行きましょう。○○委員の発題があります。備え日ですが、ぜひ、名古屋教会にお集まりください。        

★  先週の祈祷会は、朝夕で、24名の出席となりました。新年度、このように盛んな祈祷会が続きますように!