過去の投稿2006年2月15日

名古屋岩の上教会 思いっきりQ&A

2006年3月 伝道所委員会 伝道担当グループ作成

A, ようこそ、お越しくださいました!心から歓迎いたします。
礼拝式、伝道集会、また花倶楽部などの集会、いずれも、お越しくださいましたことを心からうれしく思います。どのような印象をお持ちになられたでしょうか。
  キリスト教会とは、何をするところなのか、どんな人たちが集ってきているのか・・・。興味とともに不安もお持ちなのではないでしょうか。誰でも最初は同じです。
  教会は、あなたさまに決して信仰を強制しません。むしろ、そのようなことをしりぞけます。なぜなら、信仰こそ、もっとも人間の自由と責任とが重んじられるものだからです。ただし、自分の決断だけで信じることもできません。なぜなら、信仰とは、神さまからの贈り物だからです。しかし、「求めなさい、そうすれば与えられる」と主イエスは約束して下さいます。どうぞ、引き続いてご出席くださいますように!
そして、私どもと共に救いの喜びにあふれ、愛と希望の旅路を進んでまいりましょう!

Q,「改革派教会」って、どのような教会なのですか。

A, 「改革派」というと、なんだか、危なっかしい言葉のイメージがありますね。私もそうでした。けれども、どうぞこわがらないで下さい。中高生の歴史の教科書には、必ず、「宗教改革」と言う項目があります。世界の歴史にとって極めて重大な節目となる事件です。16世紀初頭、時のローマ・カトリック教会に対して、「聖書に記されている正しい信仰に立ち戻ろう」とした教会の改革運動が起こりました。ドイツのマルチン・ルターやスイスのジャン・カルバンがその代表的指導者です。私どもの教会とは、このカルバンの伝統を受け継ぐ教会です。「改革」と言うのは、英語では「リフォメーション」、本来のあるべき姿に戻す、立ち返るという意味があるのです。

Q,と言うことは、いわゆるプロテスタントの教会なのですね。

A, その通りです。しかも、その源流にさかのぼることのできる古い教会です。しかし、同時に、「絶えず、聖書の御言葉によって改革される教会」であるべきことを標榜するのが、わたしども改革(派)教会なのです。その意味では、「古くて新しい」教会とも言えると思っています。
   ちなみに、「いわゆるプロテスタント」なのですが、そもそも「プロテスタント」とは抵抗、反抗という意味があります。私どもの教会は、単に、当時のローマ・カトリック教会に反抗、また抵抗している教会ではありません。ですから、「福音主義教会」と自称します。むしろ、私どもこそ、聖書に即する教会として自負し、それを目指している教会です。
   蛇足ですが、現在、ローマ・カトリック教会と仲たがいしているわけではありません。聖書の信仰によれば、地上にあるキリスト教会は、いくつもの教派に別れていますが、「目に見えない天上の教会」は一つしかなく、すべての地上の教会は、その教会に連なっている限り、救い主キリストによって一つの教会を構成しているのです。

Q,そうすると、世界中にあるというわけでしょうか。

A, その通りです。改革教会という名称をかかげなくても、イギリス、アメリカなどでは「長老派教会」と言ったりします。ヨーロッパ大陸のプロテスタントのおよそ三分の二の諸教会は、改革派の伝統にあるといっても良いのです。

Q,日本にも、プロテスタントの教会がずいぶんありますね。

A, そうですね。既に、130年前から横浜で日本初のプロテスタントの教会が誕生しました。実は、その教会も、私どもと同じ伝統を受け継ぐ「改革・長老派」教会の宣教師によって誕生したものでした。その意味では、私どもの教会は日本で、もっとも古い教会をルーツにしていると言ってもまちがいではありません。その後、数多くの欧米の宣教師方が、日本伝道に従事され、日本人自らの手によっても数多くの教会が建てられてまいりました。
 ちなみに現在、人口の1パーセントがキリスト教徒であると言われています。ただし、世界では、21億人、つまり3人に1人がキリスト教徒となります。(蛇足ですが、人数が多ければ、真理であるとは限りませんし、これは、名目上のキリスト教徒の数として考えたほうが良いと考えます。)

Q,「日本キリスト改革派教会」という教会は、どのような教会ですか。

A, 日本の福音主義諸教会は、戦前に、国策によって日本基督教団という教団へと合同を余儀なくされました。戦前に最大の教派であった「日本基督教会」につらなっていた幾つかの教会は、戦後すぐ1946年に、この教団を離脱し、この日本に、純粋な神の教会、キリストの教会を樹立することを志し、「日本キリスト改革派教会」を創立致しました。2000年の教会の歴史からみれば、60年の歴史しかない、とても「若い」教会です。

Q,日本にはいくつの教会があるのですか。

A, 130余りの教会が北海道から沖縄まで各地にあります。約1万人の会員を有します。北から、東北中会・東関東中会・東部中会・西部中会・四国中会・そしてこの中部圏には、25の教会(伝道所)があり、中部中会を構成しています。
近 くには、名古屋教会、八事教会、豊明教会、尾張旭教会・・・などがあります。特に、この中部圏にある、戦前からの歴史を有する教会は、米国南長老教会の宣教師によって開拓された教会が少なくありません。私ども、中部中会の多くの教会もまた、この米国南長老教会の熱心な伝道、真摯な祈りの賜物です。その意味では、学校法人「金城学院」とも、ルーツを同じくしています。

Q,名古屋「岩の上」教会って、変わった名前ですね。

A, そうですね。これは私どもが決めた名前で、けっこう気に入っているのです。これは、聖書の中の主イエス・キリストの御言葉、「わたしはこの岩の上に私の教会を建てる。」(マタイによる福音書第16章18節)に基づきます。
 「岩の上」なんだか、冷たくて固い感じですが、暖かくて生き生きした教会です。「岩」とは、主イエス・キリスト御自身、あるいは、このお方への信仰告白を意味しています。教会にとって、もっとも大切なことは、イエス・キリストというお方が生き生きと働いて下さる教会、キリストだけが崇められる教会であるかどうかということにあります。岩の上教会とは、キリスト中心、神第一の教会でありたい、あらねばならないという私どもの志を表明した名称です。ついでに申しますと、主なる神さまを中心にする教会こそ、実は、もっとも人間を大切にし、ひとりの人間が生かされる教会となります。
 あなたさまにも、私どもの教会で、生きておられる神に出会っていただき、共に礼拝を捧げることができたら、どれほど、うれしいことでしょうか。そのお手伝いのためには、どんなことでもさせていただきたいと真剣に願っております。「滝ノ水」の「岩の上」教会。覚えていただけたらとても嬉しいです。
  

Q,いつから始まったのですか。

A, とても若い教会です。1994年、平手にある貸ビルの3階で伝道を開始いたしました。私どもの長年の祈りがかなって、2003年ついにここ「滝ノ水」の地に教会堂を建てることができました。

Q,教会は何をするところですか。

A,  嬉しいご質問です。一番大切な集会は、日曜日の「礼拝式」です。朝、10時30分~11時50分まで行ないます。礼拝式はどなたでもご自由にお気軽にお越しいただけます。わたしもそうでしたが、信仰を強制されるようなことはまったくありません。聖書も讃美歌もすべて教会で備えてありますから、手ぶらでお越しくださるだけで良いのです。ただ、献金のプログラムがあります。しかしこれも、ご用意の必要はございません。キリスト者である教会員が、感謝と喜びのうちに捧げるものです。
 大人の礼拝式には、現在、平均37名、子どもたちを含めると50名余りの老若男女が集います。洗礼を受けている者もいれば、そうでない方々もおられます。小さなお子様づれの方も、子守りのサービスもありますので、お気兼ねなく、御一緒におこしください。
 その他にも、「日曜学校」があります。中高生は、午前8時45分~、幼小学生は9時15分~から行っています。現在、在籍者は、80名で、毎週平均30名の子どもたちがにぎやかに集まってきています。日曜学校の教師は、14名で、楽しく子どもたちに向き合っています。どうぞ、安心してお子さまたちをお送りくださいませ。
 名古屋岩の上教会の日曜日の朝。小さな、しかし木の香ただよう清潔な礼拝堂は、80名あまりの老若男女で、いきいきと沸き立ちます。おごそかななかにも喜びにあふれた真剣なまなざしで神を礼拝する人々がおります。 
 週日にも、水曜日の朝と夕べの祈祷会があります。こちらもまた、生き生きとした喜びと慰めの集いです。神を求めておられる方なら、この集会にも出席くだされば、必ず、救いに導かれます。
その他、「花・倶楽部」(押し花など、花を材料に作品をつくる集い)や、「個人的聖書の学び会」など色々の集会もあります。ぜひ、教会にメールやお電話などでお尋ね下さい。
 

Q,牧師さんって、どんな人ですか。

A, 相馬伸郎(のぶお)牧師は、1960年横須賀市生まれ。20歳の時にキリスト者になって、大学卒業後いったん公務員になられたそうですが、直後に神の召しを受け、神学校に行かれました。
同じ神学校を卒業された奥様との間に二人のお子さんがおられます。
緑区で伝道して20年余になられます。

教会外の働きとして「教会学校教案誌」編集長、中会や大会の「教育委員会」また、中会「世と教会に関する委員会」などの働きを担っておられます。
CBCラジオ「キリストへの時間」(日曜朝6時30分~)の委員、時々、お話もしていますので、お聴き下さい。

また、「金城学院大学」と「愛知県立芸術大学」で「キリスト教学」・「宗教学」などを講じておられます。

教会関係以外では、以前に「滝ノ水中学校」のPTA会長をされ、現在、「名古屋キリスト教社会館」の評議員を長くされています。

Q,牧師さんの仕事って、いろいろあるのですか。

A, たしかにいろいろあるようですね。しかし相馬牧師がもっとも喜んでしているのは、聖書のお話を、ひざを突き合わせてすることのようです。実は、わたしも、毎週一回1時間、しかも一年近く、マンツーマンで聖書の教えを丁寧に受けました。そして、主イエス・キリストを信じることができたのです。・・・信じたのはもっと早かったのですが、その後も、聖書の学びは続きました・・・。つまり、とことん付き合ってくれる先生です。どんなことでも、気軽に教会を訪問されたら、きっと大歓迎されるはずです。(お電話やメールを下されば、確実に会えると思いますよ!)とにかく、何でも気軽に話せる牧師です。
 ただ牧師のもっとも大切な務めは、主の日の礼拝式をつかさどることで、中でも「説教」こそ、牧師の存在理由そのものだそうです。相馬牧師は、毎週、説教の完全原稿を印刷して受付においておられます。当教会ならではの珍しい「サービス」(?)です。新しい方や、お子様連れの方には、とても便利かと思います。
わたしたちの教会は、礼拝説教こそ教会の生命線として大切にしているのです。

あなたさまの上に、わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が豊かにありますように!