過去の投稿2006年10月15日

10月15日

★  大会が終わりました。機構改革委員会の奉仕によって、機構改革の諸提案が受け入れられ、この特別委員会はその務めを終えました。教師の仕事量(委員会活動)をとにかく減らさなければならないという、「コンセプト」を掲げた委員会でした。ただ、教師の仕事量を減らしたら自動的に、伝道が盛んになり、牧会が深まるわけではありません。この委員会の「目玉」は、大会で教育機関誌を発行することになりました。 教育委員会に発行の検討が委ねられ、本日皆様にもお配りした「試行版」が議場で配布されました。そして、ついに、この発行が決議され、「発行準備特別委員会」が設置されました。通信にあるとおり、11月の聖書日課はどうぞ、こちらをお用い下さい。そして、ご感想をお聞かせ下さい。

★  来年度から大会は、二泊三日になります。これは、すばらしいことであると私は考えます。今回も、金曜日午後、約束していました3名の方(一人の方は、ご都合で欠席)との学び会をしました。午後から7時までです。日本キリスト改革派教会の緊急かつ永続的な課題は、伝道です。しかも、正しい伝道です。キリストの主権の確立のための伝道です。そのような伝道が旺盛になされるために、二泊三日は意義あることです。

★  金曜日の学び会、本当にすばらしい時を与えられました。一人の兄弟から、実に嬉しいことを伺いました。そもそも、この教会に足を運ばれたきっかけは、会員から「日本キリスト改革派教会は憲法9条を守ります」のリーフレットを渡されたからだとおっしゃるのです!半年にもなるのに、初めて伺いました。このあたりのことは、わたしなどがここで記すことより、洗礼入会後に、ご本人から証を伺えればと思います。

★  今回の議事でもっとも時間を用いたのは、「教育基本法改正に反対する声明」の提案でした。結論は、 大多数可決でした。 
 私ども中部中会は、06年度第一回定期会(4月)で、すでに「世と教会に関する委員会」が提案した「教育基本法改正、憲法9・20条改正反対」の声明を大多数可決いたしております。そして、 あわせて提出した「わたしたちの教会は憲法を守ります」の「伝道リーフレット」を、中会の立場を現すこととする提案は、取り下げましたが、7月の臨時会で再提出し、「日本国憲法第9条・20条に立つ」ことを中部中会の立場を表すことを大多数可決で決議しました。 
 今回の大会の声明の末尾には、「たとえ、そのような法案が立法化されたとしても、そのような強制に対しては「信仰の良心」に従って断固拒否することを表明します。『人間に従うよりも、神にしたがわなくてはなりません。』」とあります。これも実は、中部中会の世と教会に関する委員会主催の2月の信教の自由を守る集会出席者一同の声明、上述の中会決議をうけての声明、さらに、7月の平和集会出席者一同の声明において、このように記しています。「仮に、私どものキリスト信仰を侵す立法化がなされるならば、私たちはこれに従うことを拒否します。」「人間に従うよりも、神に従わなくてはなりません。」審議の中で、「動議」が提出され、この部分の削除が求められました。しかし、表決の結果、この削除は認められませんでした。きちんと審議した結果のこの提案可決に心から感謝致しました。

★  教師会の講演会では、読書会でも取り上げた、園田教会の袴田康裕教師が「教会的戦いの規範としてのウエストミンスター信仰告白23章」として講演して下さいました。本当にすばらしい講演、主張でした。 
 実に正論、当然の主張なのです。現代において「合法的戦争」など、ありえないことが語られたのです。(このあたりのことは、また読書会で学びましょう!!)しかし、それでもその後の議場で、この講演をまったく無視するような発言もあったのでした。教会は、単純ですが、「説教の論理」で生きることです。つまり、教会のあらゆる営みは、神の御言葉である聖書を、神の栄光と隣人の救いのために、正しく語ることです。ある人は、そこまで語ったら、「信仰の弱い人は躓く」「教会に人が来なくなる」などと申します。 しかし、もしも説教者、教会が、ただ神の栄光のために語ることを止めたら、教会であることを止めるのです。これを皆様とともに「体得」し続ける努力に励みたいと思います。私どもの教会の開拓伝道の合言葉を再述します。 「正しい伝道をしないのなら、伝道しないほうがよい」 制度的教会たる日本キリスト改革派教会は、生きています!!