過去の投稿2006年12月11日

12月10日

★ 先週の主日、礼拝式後に洗礼入会志願者の試問会を行いました。○○○○姉と○○○兄と、あらためて試問のときを持ちました。感謝をもって来る24日、降誕祭主日礼拝式での洗礼入会が認められました。伝道所は、「政治規準」に則って宣教教師だけで試問いたします。その意味では、長老主義教会としては「変則」です。このときこそ、まさに小会の必要性を強く思わされます。

☆  先週の説教は、ローマの信徒への手紙第8章12-17節からの2回目の説教でした。「キリストと共に苦しむなら」の御言葉も説きました。「洗礼を受けること、キリスト者として生きることは、キリストとともに苦しむこと、キリストのための苦難を必ず受けます。もしも、この苦難を知らないキリスト者がいれば、本当にキリスト者なのであろうか」と語りました。試問会の直前の説教テキストとして実にふさわしいもの(反対にお思いの方もおられるかもしれませんが・・・)であったのではないかと思います。祈祷会でも申しました。「お祈りは三一の神との交わり、キリストとの交わりですから、極めて『甘い』ものですから、この甘さを思いっきり味わいましょう。しかし、『とりなしの祈り』を捧げるときには、すぐに、『苦難』と直結するはずです。」少なくない祈祷課題は、私どもの心の重圧となります。苦しみをもたらせるものです。もしキリスト者にならなければ、あの人、この人、あのこと、このことのために祈る必要性を覚えず、その意味では、「安穏」と過ごせていたはずです。しかし、今ではそうではありません。つまり、祈り一つとっても、そこには「キリストとともに苦しむ」ことがあるわけです。お二人にとって、洗礼を受けること、それは、神の相続人となることです。この言葉にできないほどの恵みに支えられて、アッバ父よと呼べる神の子という、表現できないほどの喜び(甘さ)に支えられて参ります。しかし、地上にあっては、神とともに私どもとともに苦難へと歩んで行かれるのです。

★  皆様の祈りのうちに、○○委員の「キリストへの時間」録音奉仕が無事終わりました。1月21日、27日の朝、CBCラジオを聴きましょう。彼女の証のなかでこのような言葉がありました。 
「『父と 子と 聖霊の御名により洗礼を授ける。 子よ、あなたの罪は赦された。』 2005年の5月、教会で、ほんの生後数ヶ月の幼な子に 幼児洗礼が授けられ、この契約の言葉が宣言されました。何度と無く、幼児洗礼入会式に参列してきたはずですが、この時受けた強い印象を、今でも忘れることが出来ません。キリスト者の家庭に生まれ、生後間もなく洗礼を授けられた私は、この完全な罪の赦しを宣言され、約束されて、神様の御翼のもとに、今まで生かされてきたのだ。と、そのときはじめての様に、その祝福が、どれ程 大きく、確かなものであったかを覚えさせられました。」このときの幼児洗礼は小林悠香ちゃんであったかと思います。来る降誕祭では、○○○○○ちゃん、○○○ちゃんの小児、幼児洗礼入会式を挙行します。

☆  ○○兄姉との試問会で、あらためて信仰教育の重要性を確認しました。神の、キリストにおける救いの選びのなかに、私どもの幼子が入れられていることを確信します。ですから、日本キリスト改革派教会では、「契約の子」と呼ぶのです。しかし、万一、子どもに教理、御言葉を教えず、祈りを教えなければ、神の子として生きることはできません。これは、子どもの責任ではなく、志願者である親の責任なのです。「幼児虐待」をするキリスト者はおりません。しかし、契約の子に信仰を教えなければ、それは、「虐待」になってしまうことでしょう。私どもの教会は、契約の子達の信仰告白のために、教会の祈りをいよいよ熱くしましょう。

☆  中会第二回定期会が終わりました。嬉しいことは、豊明教会の梶浦和城先生が牧師任職されたことです。議事については、定期会略報が届くと思いますのでご確認下さい。
世と教会に関する委員会から、議場において教育基本法改悪にかかわる「断食の日」の開催のアッピールがなされました。本日、中部中会内のすべての教会に呼びかけの文章と参照文書(わたしが改革派中部に寄稿した文書)が配布されるはずです。先週の報道では、政府は8日に参院採決を目指すとしていました。しかし、私どもの祈りもあり・・・、14日になると言われています。国会閉会前日です。審議未了、廃案の可能性も出てきたといえるのではないでしょうか。
世と教会委員会は、参議院教育基本法に関する特別委員会の委員を中心に、何十人もの国会議員に、審議やり直しのメールを送信しました。ある政党からは、感謝のレスポンスがありました。先週の祈祷会では、切迫した思いで皆さまと祈りました。
今週もなお、祈りを集めましょう。朝の祈り会で、「自分たちも何かしたいけれどできない・・・。」主婦でも「できる」ことは、あるかと思います・・・。ファクシミリやメール、葉書でも・・・。少なくとも、「世と教会」委員会からは、改悪される前に、緊急に上記のような「働きかけ」を行いました。教会の霊的な業として、本日、配布された文書や伝道所委員会報告をお読み下さい。