過去の投稿2008年10月8日

9月28日

★ 本日は、年間予定の中でも、最大級の集会である「教会全体研修会」の日です。年報「展望」の欄から、↓

「1月の委員会で、わたしはいくつか、予期せぬ導きを思わされました。特に、教会全体研修会の主題と講師を巡って、協議するなかで、思いもよらずに、講師は、「私」。主題は、「名古屋岩の上伝道所の教会形成」となりました。委員会は、今こそ、「名古屋岩の上教会の原点を再確認し、その歴史(伝統)をさらに深め、揺ぎ無きものとする」こととしたのです。そうなりますと今年の年間目標、主題もまた、同じこととなります。わたしの中には、戸惑いすらありました。「今更、岩の上の原点なのか・・・。もう十分それは、なされて来たのではないか。」しかし、同時に思わされました。加入以降、すでに9年の時日が経ちました。独立、自給開拓の5年間、ひたすらな思いで、「真の教会とは何か。キリスト教とは何か。教会形成とは何か。」を問い続け、学び続けたのでした。そして、その帰結として、日本キリスト改革派教会加入を目指し、創立宣言において描き出された教会形成の筋道を学び、身につけようとしました。しかし、「予告」どおり、加入後は、制度的には日本キリスト改革派教会の一枝の教会となったわけですから、口角泡を飛ばすようには、語りませんでした。そして、それかの私どもは、むしろ、「20周年宣言」を掲げて、今日まで、そして「相変わらず」今年度も、この宣言を旗印に掲げるのです。しかし今日、この新会堂献堂後に、洗礼をお受けになった方も少なくありません。また委員方の転出も重なります。この時期、心新たに、開拓伝道の原点、その志を尋ね、また、その後の歩みにおいて正しく継承、展開されているのかを検証すること、そのようにして会員全体が志を一つにし、心燃やして、進み行く年としたい、これが伝道所委員会の思いであります。」

   このときの予定では、講師は私でした。しかし、伝道所委員全員と会員の中から選ばれた仲間たちが、 それぞれ発題されます。ここにも、教会らしい歩みがあるとも言えるのではないでしょうか。予定通りには、事は運びません。発題内容は、まったく知りません。相談も受けていません。まったく自由に語られるわけです。委員方が、発題者に簡単にオリエンテーリングをなさったのかもしれません・・・。それだけに、とても興味、関心があります。何よりも、発題や、懇談は、私自身の奉仕のリトマス試験紙のように、自らへの審判がくだされるような思いもあります。しかし、どのようであれ、これを一つの節目に、志を新たにして、名古屋岩の上教会の原点、開拓の志を掘り下げ、それを継承し、新たな展望を開いてまいりましょう。

☆   私どもは、来年、開拓伝道開始第15周年を記念して、「記念誌」を編みます。しかし、すでに「開拓5周年記録誌」を発行しています。この「記録誌」は、単立時代の5年間、日本キリスト改革派教会加入まで、どのように歩んだのかという記録を残したのでした。その後10年の歩みは、日本キリスト改革派教会としての歩みです。伝道開始5年の教会の歩みは、「歴史」をつくる、あるいは、歴史を編むまでには、時間が足りません。「記念誌」を編むことができるのは、実は、当たり前のことではないのです。記念誌は、岩の上教会の歴史書となります。教会の歴史とは、時系列に、何をして、何が起こったのか、という事実を書き記せばよいのではありません。私どもの目指す教会形成が、現実にどのような足跡をたどり、どの程度、具現化されたのか、あるいは、どのように困難に遭い、頓挫したのか・・・、それらを記すのです。その意味で、「教会とは何か」という明確な教会像を描き、ビジョンを描いている教会でなければ、記念誌を編むことはできないわけです。・・・ただし、今夏、ある伝道所のアルバムを拝見する機会がありました。写真を見れば、一目瞭然のようにどのような集会をなし、歩んで来たのか、よく分かります。この点で、写真撮影、アルバムの整理などは、われわれの弱点!だと痛感させられたことも事実です・・・。 

★   来年は、日本宣教150周年、中部中会設立50周年、そして岩の上開拓15周年。大きな歴史の展望に立って、過去を誠実に振り返りつつ、大きなビジョン、展望を開く年としたいと願います。

☆  先週のこの欄に、教会のディアコニアとしての課題として名古屋キリスト教社会館のことを記しました。学び会の折、学びを棚上げにして、一人の兄弟とこのことで語り合いました。大きな夢を、垣間見るような時となりました。教会は、主のための【人材】を訓練し、派遣する場所でもあります。「ディアコニア委員会」などで、教会のビジョン、夢を語り合うのも楽しいのではないでしょうか。  (↓存じ上げていませんでした・・・)

★   金曜日、社会館の講演会へ。講師は、熊本県前知事の潮谷義子氏。女性、知事、キリスト者。キリスト者であることを前面にしてのお働きぶりに、模範を見、励まされました。契約の子たちに、聞かせたいと・・。