過去の投稿2008年12月14日

12月14日

ファミリー・クリスマスにようこそお越し下さいました!

 本日は、通常、9時~10時まで行っております、日曜学校(子どもの礼拝と分級《幼稚科・小学生・中学生・高校生》)の子どもたちと一緒に、「ファミリー・クリスマス」礼拝として捧げました。 

 毎年この週には、ご両親をもお招きして、「親子合同」礼拝と銘打って行って参りましたが、 今回から、「ファミリー」礼拝としました。そもそも、教会は、老若男女すべての人のために、 
開かれています。主の日(主イエス・キリストが十字架につけられ三日目にご復活された日曜日のこと)の礼拝式は、老若男女どころか、あらゆる人種の区別をも越えて、世界中で礼拝が捧げられています。2000年前からこのような「新しい人類の共同体」、つまり、神によって呼び集められ、神の家族として、心を一つにし、声をそろえて、礼拝する民が誕生しました。このような人類の誕生をもたらした原点こそ、主イエスの誕生、つまりご降誕(クリスマス)なのです。

どうぞ、引き続き、お子さまたちを教会にお送りください。
また、ご一緒に、礼拝をおささげください。心から、歓迎いたします。

牧 会 通 信

☆12月の第二主日を迎えました。「待降節」(たいこうせつ=アドベント)を迎えて第三の主日を祝います。朝日新聞の土曜日欄に、「サザエさん」の特集が続いていますが、昨日の四コマ漫画には、酔っぱらってサンタクロースの帽子をかぶってチドリ足のサラリーマンが、教会の玄関で、サザエさんと神父さんとが、クリスマスの飾り付けをしているところを通りかかって、「教会でもクリスマスに便乗して、宣伝しているのか」と言いました。これが「オチ」です。1960年から、すでにクリスマス=サンタクロース=お祭りさわぎ・・・のイメージが日本に定着しているのです。サザエさんのうみの親の長谷川町子さんは、キリスト者ですから、「空虚なクリスマス」を皮肉ったのでしょう。あれから50年たってその空虚さは、いよいよ深刻です。

★私どもは知っています。クリスマスの本当の意味を。その恵みを。それだけに、もしも、クリスマスがなければ、世界に希望はなく、特に、私どものような異邦人(ユダヤ人以外のすべての人々)には、救いがないことも知っています。神にそむく世界は、暗闇です。暗闇の「闇」は、「闇サイト」という言葉と存在を想像すると、リアルに思えるかもしれません。知らない者どうしがお金のために集まって、殺人を犯す。一人の将来ある女性を、なぶり殺す・・・。これが、「闇」です。先週、テレビで、「東京大空襲」の特集を観ました。名古屋もまた空襲で焼かれた町です。生きながら焼夷弾のガソリンに焼かれて死んだ一般人、大人も子どもも無差別に焼き殺されました。これも巨大な「闇」です。戦争の闇は、敗戦後、国内においては、経験しませんでしたが、日本の基地から飛び立った米軍機によって、この「闇」がもたらされ、今も、その支援として自衛隊の派兵が続きます。私どもが生きるこの世界は、経済的な闇の不安ばかりでなく、人間の生命・人格・人権そのものをないがしろにする闇の世界にあるのです。2000年前のユダヤのベツレヘムもまた同じでした。しかし、神は、御子を、人間として、イエスさまとして私どものこの闇の世界に送ってくださいました。「闇はこれを理解しなかった」とヨハネによる福音書は証します。しかし一方で、真の光、光よりの光なるイエスさまによって照らされた人も、起こったのです。それがキリスト者であり、キリストの教会でした。私どもは、この驚くべき奇跡!奇跡の中の奇跡、神秘の中の神秘を知っています。知るとは、体験するという意味です。私どもを照らす光のイエスさまは、私どもを明るく、暖かく今も照らしつづけています。この光の「輪」が、今年のクリスマスになお私どもの教会を通して、広げられますように。

☆「リジョイス」創刊号が届きました。編集委員会のメンバーではありませんが、深い感慨をもって、刊行を喜んでいます。「教会学校教案誌」を創刊したとき、このような機関誌の必要性をも思っていました。会員の霊性、信仰生活のさらなる成長を願って、聖書日課を中心として編集されています。これまで、三川先生の聖書日課を印刷して頂いて、皆様に配布してまいりましたが、来年、1月からは、「リジョイス」に移りたいと思います。印刷のご奉仕者には、 これまでのご奉仕に心から感謝いたします。また、「いのちのパン」も、「教会学校教案誌」からこちらに移りました。「いのパン」の印刷は、少し面倒になるかもしれませんが、子どもたちのために今後ともよろしくお願い致します。 漫画(プロの漫画家)も良いです。これは、小学生から中学生向けでしょうか。中でも、特にすばらしいと思ったのは、「ウェストミンスター小教理問答」の解説です。信徒ですが、京都大学の「キリスト教講座」を守られた水垣名誉教授のもの、熟読玩味して下さい。