過去の投稿2009年8月9日

8月9日

☆   先週の花倶楽部は、親子合わせて29名、総勢、34名が集まりました。今回初めて出席してくださった方もいらっしゃいました。それぞれが、押し花つくりを楽しまれたようです。最初に、聖書のお話をすることも定着し、子どもたちの心に深く福音が届けられと思います。いつか、子どもたちが教会に、礼拝堂に入った記憶が残り、キリスト教や教会との距離が縮まることができれば、幸いです。奉仕者に感謝いたします。

★   わたしは、花倶楽部を失礼して、南区要町にある名古屋キリスト教社会館の「生活支援センターぴぼっと」の竣工式(献堂式)に出席しました。3階建ての明るい施設が建ちあがりました。私どもは、隣の区に、 キリスト教を冠する大きな福祉施設があることを、もっと意識し、何らかのかかわりができたらと思います。

この施設の成り立ちは、今から50年前のこの地に襲った伊勢湾台風-6000人もの人々の命を奪った大災害から始まります。そこにいち早くかけつけたボランティアの中心は、キリスト者たちであったそうです。また、海外の教会からも義捐金が届けられました。(日本キリスト改革派教会と社会館とのかかわりは、まさにその主要な団体が、米国南長老教会であったからです。)被災者の方々の「隣人となったこと」これこそ、名古屋キリスト教社会館設立の根拠なのです。小さな施設は、今では、名古屋のなかでも大きな施設として運営されています。岩の上教会としても、「キリスト教」の精神を反映する施設となるように、祈り、支援すべき責任があるのではないでしょうか。わたしは、理事ではなく、一人の力なき評議員でしかありません。しかし、牧師としてキリスト教の精神、聖書的価値観が福祉の価値観を支え、発展させるまさに源にあることを確信しますし、職員の方々に、その価値観を提供するのは、キリスト者の責任であると考えています。ただし理事には、他の教団の現職牧師たちもいらっしゃいます。彼らが、豊かに用いられるようにと祈ります。

★   夜の祈祷会では、公教育とキリスト教教育について、学び、語り合い、私の夢が又、触発されました。

【(6)公教育とキリスト教教育        
神に造られた人間が本来の人間として成長するために、教育は必須のものです。ギリシャの哲学者アリストテレスは、「すべての人は生まれつき、知ることを欲する」と言いました。教会の改革者カルバンは、「人生の主な目的は、神を知ること」と言いました。(ジュネーブ教会信仰問答問い一)ここに私たちの教育の特権と義務、課題と責任も明らかになります。神は、教育の主体を、親に与えられました。神と子たちの前に重大な責任があることを、深く自覚したいと思います。

信仰の教育は、魂の救いだけを求めてなされるものではありません。神は、彼らを通して教会と社会において、御自身の栄光を現わすご計画をもっておられます。そのために、知性と肉体を鍛え良心を磨くこと、つまり神の似姿につくられた全人格を成長させることが求められます。それゆえ、キリスト教教育は、一般教育や公立の学校教育を軽んじることはありません。
ところが、改定された教育基本法は、教育の主体を親や子どもたちから、ふたたび国家へと奪いました。それだけに、いっそう注意深く、子どもたちの教育環境に関心を持つ必要があります。何よりも、親じしんが問われるのは、とりわけ受験のための教育などにみられる、この世の誇りや地位を優先させようとする誘惑です。そこでこそ、神の国とその義を第一とする生き生きとした確かな信仰が求められています。

また親の信仰教育は、教会の信仰教育の支援なしには、よく果たされません。ですから、教会は、教会学校(子どもの教会・日曜学校)教師会や教師たちの奉仕だけに任せることは許されません。小会を中心に、教会全体の働きとして総力を挙げ、全力を傾注すべき大事業であり、教会形成にとって根本的な課題なのです。親と共に、塾や部活動によって教会から離れやすくなる子たちを、たとえば、彼らの居場所や奉仕などを工夫したり、最大限の努力を払って食い止め、信仰告白へと導くべきです。中会、大会もまた総力を挙げて支援すべきです。】 (改訂版) 
        
先日、一人の委員から、保育園に通っているお友達の契約の子が知らない間に、保育園の園長の方針で「天子さま~」と唱えるように教えられていた・・・と伺いました。とても驚かされました。すでに親子とも、信仰の戦いが始まっているわけです。幼子たちに、神を教え、祈りを教えることができたら、どんなにすばらしいことでしょうか。日本のキリスト者には、「一騎当千」の働きが求められています。ディアコニアの志を立てて、小さくても事業を起こす方が、「私どもの中から」起こされる・・・。これは、わたしの夢です。もとより、「子どもの教会」の責任の重大さは、言うまでもありません!