過去の投稿2009年8月16日

8月16日

★   敗戦記念日を迎えました。今後、日本人がいつもそこに立ち返るべき決定的な日の一つと思います。「新しい」日本を建てなおすことを多くの国民が願ったことと思います。単なる日本の再建ではありません。そのような再建など、二度と繰り返してはならない。それが、あの時から数年の多くの日本人の気持ちであったはずです。「新しい」日本。それは、平和の国家です。そしてその平和を構築するためには、あたらしい考え、思想が必須です。それが、「日本国憲法」でした。大日本帝国憲法、つまり帝である天皇中心の国家から、民中心、民主主義への大転換です。日本国憲法は、「国民主権、基本的人権の尊重、平和主義」をその三大原理として制定されています。これらは、人類普遍の価値であり、実に、キリスト教的価値観と伝統によって育まれたものに他なりません。そうであれば、私たち自身が日本国憲法を自分たちのものとして根付かせ、生かす責任があります。しかし現実は、どうでしょうか。そこに私たちの課題があります。そもそも、私たちの教会の創立は、敗戦という歴史的出来事なしにありませんでした。またその形成は、日本国憲法の施行なしに考えることはできません。大きな責任をあらためてお互いに確認しあい、志を新たに、神と日本のために、奉仕してまいりましょう。

☆   今年の「敗戦記念日」、わたし個人の感想だけかもしれませんが、メディアの取り上げ方、思い入れがとても弱かったように思えます。戦争についての検証は、いよいよこれから進めなければならないはずなのに、遠い過去へと押しやられてしまったかのようで、とても気になります。
   横浜市の教育委員会が、「新しい歴史教科書をつくる会」によってつくられた教科書を全18区中、8区で採択されたとのことを聞きました。侵略戦争を認めず、戦争を美化する歴史観に立脚した悪名高い、教科書。東京都のように日の丸、君が代の強制へと、横浜市まで進もうとするなら、大変な事態です。   

★  当教会のホームページ(ブログ)のアクセスが、訪問者数は、11,182名となり、ページを開いてくださった30289回となっていることに気づきました。ブログ以前から数えれば、どれくらいの方々になるでしょうか。インターネットは、自分の知りたい言葉を「検索」で打ち込めば、時に、何万ものホームページへと繋がります。名古屋岩の上教会のブログは、さまざまな「検索」によって、導かれて出会いがあるようです。残念ながら、地元の方々や、また名古屋岩の上教会を知りたいという方は、まだまだ少ないのが実情です。しかし、キリスト者や牧師たち、あるいは未信者の方でもキリスト教に興味のある方には、よく見られている部類に入るのではと思われます。基本的に毎週、掲載しているのは、この牧会通信と説教原稿の二つです。最近は、怠りやすいのですが、それでも、毎日、毎日、誰かが少なくとも10人単位で、このホームページをご覧下さっているわけですから、福音の情報発信のツールとして、これからも大切にしなければと思います。課題としては、写真、動画などの、今では、当然のサービスについてです。文書のみの、面白みのないこのブログですが、

☆  「15周年記念誌」、ほぼ原稿が出そろいつつあるように思います。一人ひとりの証の文章を拝読し、感謝しています。この原稿もまた、ホームページに個人名は伏せて、掲載したらどうかと思います。まさに、協会の真実の姿が現れ出ています。もとより、一人ひとりの了解が必要です。掲載されている文書のほとんどが、わたしのものですから、まさに、教会員の言葉が掲載されれば、名古屋岩の上教会とは、このような教会なのだと一目瞭然となるように思いますが、いかがでしょうか。

★   サマーデイズ09の写真集(CD)が送られてきました。昨年は、最終日、出席させていただきました。 とてもすばらしい集会でした。今年もまた、よい集会となったことが、写真によっても伝わってきます。奉仕してくださった教師、スタッフたちの労に感謝します。そして、キャンパーの高校生たちが、教会に帰って、  喜んで信仰生活を継続できるようにと祈ります。今年参加できたのは、○○ちゃん一人でしたが、来年は、高校生全員が出席できるようにと祈ります。今日の子どもの教会、教師会でパソコンで写真を見たいと思います。

☆   ○県立○大学の前期の採点を終え、あらためて痛切に考えさせられたことがあります。キリスト教主義ではない大学の学生に、大げさに言えば、現代日本伝道の課題を典型的に見る思いが致します。ある学生は、「先生が『神を愛する』などと言うのは、神さまに失礼のような気がする・・・」この学生にとって、「愛」とは・・・。まず、そこから始めなければならない現実があります。来週は、個人伝道の読書会です。