過去の投稿2009年10月31日

11月1日

★   先週は、講壇交換として恵那教会にまいりました。久しぶりにお尋ねしました。恵那の駅からメイン通りの道沿いに、立派な、いかにも教会らしい教会堂が建っています。勝手ながら、恵那の町の人々にも誇りになるような会堂と思います。帰路、中津川教会にも立ち寄りました。前日に献堂式を挙行したばかりの教会堂です。教会からのお祝いを持参しました。一見して、まさに中津川の町、中山道の街並みにまさにぴったりの和風の教会堂でした。これまで拝見したどの日本キリスト改革派教会にもまさって、美しいたたずまいを見せています。まさに一件の価値があります。大塚牧師に案内されて、中に入るや、まるで昔の旅館、旅籠のような広々とした玄関でした。地上の旅人をゆっくりと迎え入れるかのようです。日本キリスト改革派教会は、これまで教会堂や礼拝堂の美しさの点では、極めて貧しかったかと思われます。しかし、礼拝堂の美しさは、神の、そして天国の美しさを仰ぎ見る地上の教会にとって、ないがしろにすることはできません。「美しさ」何を美しいと感じるかは、人それぞれでもあり、教派によっても異なります。ちなみに、ローマ・カトリック教会の礼拝堂、なによりも東方教会の礼拝堂内部のきらびやかさと私ども改革教会の礼拝堂空間は、まさに対極にあります。私どもは私どもの神学に基づいた、しかし、簡素であっても自然の素材を生かした空間でありたいものです。しかし、実際の問題は、経済の問題が横たわります。礼拝堂を所有するだけでも、どれほど大きな感謝であろうかとも思うのです。幸いに私どもは、小さいながらも瀟洒な教会堂、床材は合板ではなく、木を敷いています。聖餐卓も説教卓も、さらには聖餐用具は最高級の素材と手作りの逸品です。御言葉と聖餐を中心に据える礼拝式の要は、清掃(毎週の奉仕者の御労に、この場を借りて心から御礼、感謝申し上げます!)が行き届き、整頓された空間(椅子をピタリと並べることが特に重要です。)で礼拝を捧げることが重要です。

☆   恵那教会では、昼食後のひととき、説教の恵みを分かち合って下さいました。普段と違った角度からの説教によって、新しい気づきが与えられる。これは、私どもも常に経験することと思います。小野先生の説教もまた、豊かな福音の音色を皆さまの心に響かせて下さったことを思います。教会は、ひとりの牧師、彼の語る説教を忍耐して聴くところに建て上げられると説いたのは、カルヴァンです。そこに、忍耐が求められる。人間の語る言葉から神の言葉を聴きとること、そこにまさに信仰が求められ、神が自分たちの群れに与えられた説教者を重んじ、愛し、聴きとる交わりにおいて神は、豊かに語られるのだと思います。しかし同時に、同じ信仰告白に立つ教会(教団)ゆえの講壇交換の幸いをもまた味わうことも許されています。大きな恵みと言わざるを得ません。

★   祈祷会では、99年、04年の年報所収の「回顧と展望」を読んでいます。私どもの教会は、常にビジョン、志を明瞭にして歩んできたのだと、当たり前ですが、あらためて思わされます。そして、このような教会の姿は本来、「当たり前」のはずですが、一方で、

☆   先週は04年度、献堂式を振り返った文書を読みました。まさに節目の年となったと振り返ることができました。教会の体制が、ある意味では、劇的に変化した、する方向性へと「シフト」したからでした。つまり、伝道所委員会の刷新です。転入、加入者の委員によって新しい思いで、名古屋岩の上教会の教会形成の方向性はいよいよ堅固なものとなったのです。それは、不思議と言えば不思議です。教会形成の方向が変わったということではないからです。それは、開拓伝道や日本キリスト改革派教会加入が、まさに聖書と教会の伝統に即した、つまり普遍性があるものだったからに他なりません。牧師に「共鳴する」信仰者が起こされる。それは、教会の歩みを健康にし、力強く前進させます。献堂による、いわゆる教勢の進展より、はるかに「教勢」の実質が拡大したのです。しかし、あれから5年、まさにそれが試されています。道半ばです。本年の年報に、15周年が、振り返って「節目」となるようにしたいと書きました。今、「手ほどの雲」が沸き起こっています。今から、恵みの大雨が降る。それは、他の誰かの活躍を期待するのではなく、自分自身・・・です。

★   本日の委員会のもっとも嬉しい議案は、○○氏の「病床洗礼」の願いです。既に、3年もの病床生活となりました。主の日のたびに祈り、祈祷会でも課題として覚えてまいりました。○○委員の祈り、私どもの祈りが聴きあげられるときが近づいたのです。改めて、家族伝道への祈りの姿勢を整え直したいと思います。

☆   先週、ある目的をもって何十年振りかで「美容室」でカットしてもらいました。1000円の床屋さん以外は利用したことがありませんので、いつものように「短くさっぱりと・・・」とお願いして、今風の「サッパリ」へと・・・!!