過去の投稿2010年4月18日

4月18日

☆  本日、私どもは、子どもの教会の教師会に先立って、契約の子の父母との懇談のときを設けます。
(言わば、【PTA】のような感じ?でしょうか。しかし、正しく申しますと、「子どもの教会」は、教会共同体の働きです。契約の父母が、教師の奉仕者として立てられていなくとも、「子どもの教会」の働きを自らも責任をもって担うべきことが、教会共同体の性格上、その本質から求められています。教会には、PTAはありませんし、教会員は、全員、それぞれが子どもの教会に責任を負う存在なのです。)

教会学校教案誌の次号の特別企画として、契約の親の教育について、先輩の世代の長老方の証を掲載致します。下記、津島教会の○○長老の文書を抜粋して紹介します。懇談会には、全文をお渡しします。

「なぜ信仰継承がうまく行かないのでしょうか。その原因の一つは、親が子供の信仰教育に責任を持たず、自らが信仰のお手本としての歩みをしていないからではないかと思うのです。子供は神様から預かっているのです。親の所有ではありません。神様から預かった子供を、神様の子となるようにちゃんと育てるよう、教育を託されているのです。親の都合によって、託されている務めを疎かにし、いい加減にしておいてはいけないのです。昔、私も子供のしつけを、優しくすべきか厳しくすべきかを真剣に悩んでいたときに読んだ本の中に、とても印象に残る言葉がありました。“子供は、しつけなければ死んでしまう”というものです。  神様の子となることを考えるときに、例え肉においては生きていたとしても、霊において死んでしまっては、神様に申し訳が立ちません。子供の永遠の命が掛かっているのです。そのためには、子供の時に、神様の子として守るべきことをきちんと教えておく必要があるのです。しかもむりやりではなく、怒らせないように、 諭し教えることが求められています。(エフェソ6:1・4)

~家庭のことは〔それが信仰教育であっても〕、あまり教会で話し合われることはないようですが、こういうことこそ、子供を持つ家庭の親たちは、真剣に話し合い、お互いに教え合い、注意し合い、祈り合って行くべきなのでしょう。そして牧師や小会の指導も受けながら、教会と一緒になって、信仰教育に取り組んで行きたいものです。それぞれの家庭においても、教会においても、あらゆる手段を用いながら、全力で取り組んで行くことだと思っているのです。

日本の教会が伸び悩む一つの大きな理由は、この信仰継承にあると思います。信仰を自分のことだけにして、子供に受け継ぐことができていないからです。子供の霊的命を他人事にしているのです。また子供に、自分の信仰生活を見せながら信仰の道を教え伝えられないで、どうして他人を教え導けるでしょうか。まず自分の子供の信仰継承に、真剣に取り組むことこそ、重要課題だと思っています。もちろん、それでも必ずしもうまく行くとは限らないとは思いますが、そういう真剣な取り組みがなされていけば、神様は必ず何らかの答を出してくださると私は信じています。

かつての旧約時代に、神様の教えを子供に伝えて行くときの姿勢は、今の時代においても見習うべきものだと私は思っています。すなわちあらゆる機会に、あらゆる方法で、語り伝え、教え、また守らせるべきである、ということです。 (申命記6:7-9、32:46・47)   」      (下線強調は、牧師。)

★   「15周年記念誌」、丁寧に読んで頂いていることと思います。どうぞ、お互いの文書を丁寧に、何度も読んで下さい。渡辺信夫先生から右記のメールを頂きました。「教会全体が精神的にダウンしている時に、この印刷物は大きい励ましとなる証です。」日本のキリスト教界全体のダウン・・・。これは、深刻で危機的です。もし私どもの15年の戦いが、渡辺先生の評価(渡辺先生は、お愛想はまったくなさいません。)どおりであれば、こちらこそまさに大きな励ましの言葉を頂きました。

☆   開拓の志、加入の志、これを皆さんといよいよ共有することこそ大切です。99年度の回顧と展望を読むと、加入時の厳しい内外の戦いが鮮やかです。04年度回顧と展望は、献堂時、50脚の椅子で十分と予想していたわけですが、1年後、もう10脚を作るまでの伝道の勢いを感じさせられます。09年のものは、まさにリアルタイムの戦いの現実が切り取られています。「5周年記録誌」と「15周年記念誌」、わずかの歴史ですが、しかし、このような歴史書を記すということは、まさに、教会形成に真剣に献身した一日、一日の戦いがあったからです。これからもいよいよ絶えず目を覚まして、毎日を、真剣に、共に歩みましょう!

★   先週の祈祷会で、「いのち」について、死刑制度などについて学び、語り合いました。ちょうどその後、「和解」という、受刑中にキリスト者になられた方たちがつくられた冊子が届きました。机に置いておきます。