☆ 先週の夜の祈祷会の折、洗礼入会志願者の○さんと学び会を行っています。その折、彼女から、自分が聖餐の礼典に与れる日を心待ちにしていると、伺いました。8月、9月、10月、11月、12月・・・。あと、5回も、聖餐の礼典に与れないことへの渇きを強く覚えておられます。また、自らあの中風の人のように運んで頂き、癒された人間として、自らもまた、中風の人を主キリストのもとに連れてくる奉仕者となりたいとの志も与えられています。もとより、洗礼入会式は、必ず、降誕祭でなければならないという規則はありません。何故、このことを通信に記すのか。それは、既に聖餐の礼典にあずかる特権を与えられた私ども自身への問いです。この聖餐の礼典をどのような思いで、待ち望み、準備し、感謝し、自分自身を新しく捧げ直すことへと深められているか・・・。これは、毎回、自らに問う必要があるかと思います。どうぞ、聖餐の食卓に招かれている光栄と使命とを、今一度、確認しましょう。また、洗礼入会志願者の学びがいよいよ祝福されますように祈りを熱くしましょう。また、降誕祭までのこの期間の中で、聖霊の豊かなお働きの中で、さらに志願者が起こされますようにと祈りましょう。
★ 先週の男性の会は、これまでで一番多い出席者となったと聞きました。男性の会は、学びの時を持ちません。時間の関係です。出席者全員で、説教の恵みについて、また、近況報告を分かち合います。そこで、いくつか、男性会員にとっては、課題とされるべきことが示されました。直後の委員会でも、男性委員としての課題とも重なることでもあり、懇談しました。教会は、「キリスト者の交わり」によって成り立ちます。使徒信条で言えば、「聖徒の交わり」です。これは、聖なる神、また聖なる食卓=聖餐を共にする聖人(とされた罪人)の交わりです。基本的に、共に礼拝式を捧げているなら、この交わりは、そこで豊かに実現しています。これは、譲れない私どもの確信と認識です。しかし、同時に、お互いの人格的交わりは、時間を取らなければなりません。主の日のわずかな時間でこれを、なすことも難しいですが、皆で、声をかけ、安否を尋ねましょう。
★ 小会設立、長老職と執事職を立てることが私どもの近未来の祈祷課題です。彼らは、牧会、ディアコニアの専門職です。しかし、大切なことは、長老や執事だけが、その職務を担っていただければよいのではありません。皆で、教会の奉仕を担うことです。中風の人を担架に乗せて主イエスに運んだ人たち、それは、自ら中風を癒されたキリスト者(教会)の姿に他なりません。中風の人それは、新しく来られた人、求道者の友でもあるでしょう。あるいは、教会員の中でも、悩みと苦しみ、試練のただ中にある兄妹でもあるでしょう。
☆ 「共同体的信仰」これは、開拓当初、しばしば、語っていた鍵の言葉でした。キリスト教信仰とは、「神とわたし」と言う、まさに究極の「個人的な交わり」によって成立します。イエスさまとわたしの間に、誰も入らない・・・。入れないものです。それは、ウェストミンスター信仰告白第20章に典型的に示されています。「キリスト者の自由および良心の自由」の条項です。「神のみが良心の主であり~」一個の人間の良心の尊厳がまさに高らかに歌われています。キリスト教信仰における人間理解の精華と言えます。それほどまでに、「個人の信仰」の尊さを、担保するのが、改革派信仰なのです。ただし、それは、「個人的信仰」なるものとは無関係です。自分と神さまのことだけを考えて、教会のことは、そのための手段とする・・・。そのような「信仰なるもの」は、聖書が示す信仰とは無関係のものです。キリスト者は、「母なる教会」に抱かれて、父なる神を信じることができるのです。しかも、自らもまた、母なる教会共同体の一員、一枝に他ならないのです。
☆ 主イエスが中風の人たちの信仰を「見て」と語られたことの重さを、いよいよ深く悟りましょう。「人間にこのような権威を与えられた神」これは、「キリスト者たち」、「教会」と言い換えてまったく構いません。教会にこそ、この権威、つまり、人の罪を赦す主イエスの権威を代理執行する権威が委託されているのです。それを、みんなで担いましょう。説教と聖礼典を担うのは、教会の仕え人、教職のみですが、この天国の門を開く鍵そのものは、教会共同体に与えられているのです。繰り返しますが、それは、信徒ひとり一人に与えられ、その使命を担うために、上からの力、聖霊も、求める者に豊かに注がれることが約束されています。聖霊を求めましょう。私どもに「元気を出させる」聖霊なる神を求め続け、その泉が溢れ出て、人々を潤すまで・・・。
★ いよいよ、来週は、キャンプ。山登り・・・。楽しみにしていました・・・。しかし、実は、4月の初め、右足をひどくくじいて、今なお、痛みがあり・・・。
★ 参議院選挙投票日です。明日の日本を決するため、とにかく、投票することが大切です。