過去の投稿2010年11月14日

11月14日

★  本日は、○○の臨時会員総会に出張致します。詳しくは、定例伝道所委員会報告をご覧ください。

☆   定住牧師がいない群れ(共同体)。皆さまは、想像できるでしょうか。○○委員会は、2名の男性委員と2名の女性委員で構成されています。群れの牧者を欠いて、自分たちで教会形成を主体的に担うことが求められます。十分に、担いうる兄妹方と思います。さて、今、「岩の上」がそうなったら・・・。そのようなことを、一度、真剣に考え、シュミレーションしてご覧になると、多くの事々が、きっと見えてくると思います。

★  現在の日本キリスト改革派教会、皆さんもしばしば耳にされていると思います。神戸改革派神学校に入学する学生、とくに若い学生、そして内部からの入学者が少ないのです。現時点で、全教会、伝道所にもれなく教師を派遣することは不可能です。伝道所に、教師がいる。これが、すでに当然のことではなくなっています。そして、この5年以内には、それは、教会も例外ではなくなるはずです。これが、現状なのです。この危機は、既に何年も前から分かっていたことです。(団塊の世代の牧師の引退・・・。今大会では、定年(70歳)の延長について、長老方からの提案による懇談会が開催されました。引退の延長によって、この危機を乗り越える以外に処方箋はないという見立てが背景にあることは、明らかだと思います。)伝道所に、赴く、経験豊かな牧師・・・、あまり聞きません・・・。伝道所(教会)の「統廃合」・・・なども、わたしの親しい他教団・他教会から、聞かされています。四国中会では、既に経験がありますし、中部でも、この名古屋市内での開拓伝道所が閉鎖された歴史があります。これが、私どもが置かれている現実なのです。

☆   わたし自身、ここで開拓を始めるとき、「そのいのちまでも・・・」と語るテサロニケの信徒への手紙におけるパウロの言葉に、共鳴していました。(もとより、現在も。)日本伝道、とくに開拓伝道、しかも、単独・自給開拓伝道に献身するなら、それ以外では、何も起こらない、実らないことは自明のことと自覚していました。しかし、今は、教会設立を目前にする伝道所です。東部中会では、私どもより少ない現住陪餐会員で教会設立した教会は、この数年で、ぱっと考えただけでも、四つも五つもあります。問われているのは、牧師の覚悟、 その献身と犠牲だけでは、もはや済まされません。伝道所委員(長老、執事候補者)をはじめ、現住陪餐会員全員が、教会を愛し、教会のために生き、奉仕する、諸集会を重んじ、献金する・・・、この基本を深め続けることが、求められています。

★  先週は、宗教法人格取得手続きのため、渡辺委員と共に県庁に向かいました。そもそも、法人取得は、 献堂後に与えられた教会の課題でした。しかし、わたし自身の責ですが、小まめに出向くことができませんでしたが、名古屋教会の井上長老と共に、何度も、足を運び、書類の提出を重ねました。その歩みの中で、  担当官が代わり、今回で、三人目となりました。前任担当官のとき、もう、取得までそう時間はかからないでしょうという言葉がありました。わたしも渡辺委員も、すっかり安心していました。しかし、今となっては、そのときこそ集中して進めればよかったと後悔しています。新しい担当官から、予想できない応答を受けました。 これまでの歩みは、「宗教法人を取得する宗教団体」の歩みとしては、現時点では認められないとのこと!(法人取得まで、3年ほどの活動実態があることが取得の要件。)担当官から、「前任者の説明不足がありました。しかしこれは、覆らない見解です」とのこと。ゼロから、始める・・・!?。余りにも納得ができません。法律を立てに、そのような応答が成り立つという見解です。まだ、検討段階ですが、法律の専門家や関係者からのお知恵を拝借することも視野に入れています。渡辺委員の担当ですが、祈りを集めて参りましょう。