過去の投稿2011年10月28日

ディアコニア中部(第4号) より

ディアコニア中部(第4号)                  2011 / 10 / 28(金)
                        東日本大震災ディアコニア支援委員会

Ⅰ 名古屋岩の上伝道所の 「亘理地区仮設住宅訪問救援活動」 を喜び支えましょう。
 岩の上ディアコニア支援室のリポート(9月25日、10月23日付)を転載します。あわせて同支援室からのアピールも掲載します。ご賛同とご協力を、改めて呼びかけます。

▼リポート
○9月の亘理町・山元町ディアコニア 活動報告
<奉仕者(役割分担)>
兄(運転・写真記録・仮設住宅への訪問聴き取り・集会所での物資配布管理責任)
委員(物資購入責任者・会計・運転)
姉(奉仕者の食事準備・タイムキーパー・運転)
相馬伸郎牧師(総責任者・8月チームによる聴き取り応答者への訪問中心・運転)

<活動スケジュール>
 9月22日(木)7:00教会出発~17:30亘理伝道所到着
~18:30亘理町旧館仮設住宅・奉仕開始~20:00終了・亘理伝道所にて夕食~21:00クラッシュ物資・一般支援物資の小分け~22:30終了
 9月23日(金)7:30朝食・打ち合わせ・祈り会
~9:00亘理町での物資とトラクトの配布・お祈りの個別訪問開始
~12:00集会室で靴などの物資配布~12:30終了・亘理伝道所にて昼食
~13:30山元町(坂元中学校跡仮設住宅)のための物資を積み搬送
~14:30山元町仮設住宅訪問・雨天模様のためその場で物資配布・
岩塚牧師のカフェ見学・物資と聖書の配布・お祈りの個別訪問
~17:00終了~17:30岩塚牧師と共に夕食~19:30亘理伝道所にて宿泊
9月24日(土)7:30被災地海岸沿いを視察~8:30亘理を出発~21:00帰着

岩の上のディアコニア支援室としては3回目の訪問となりました。季節は秋となり、仮設住宅で暮らす被災者の方々の不安は、長く寒い冬を越せるか?という事に変わっていました。2回目の訪問の時に物資のリクエストを聞いていましたので、答えられる範囲で物資の提供をさせて頂きました。中でも喜ばれたのは、手編みの靴下と、トイレットペーパーでした。三輪姉の101歳のおばあさまが編んだというエピソードは、仮設で暮らすご年配の方よりも年上という事もあって、本当に反応が良く、且つ実用的な物資だと感じました。また、季節関係なくトイレットペーパーなど日用品はニーズがある事もわかりました。今後は「誰が行っても同じ奉仕ができる仕組み」作りと、「遠方にいても隣人により添える仕組み」作りが必要だと感じています。宿泊施設の確保・物資の仕入れと提供方法・滞在日数・支援先仮設住宅との連絡方法・それにかかる予算の目安・帰宅後のディアコニア例など、ある程度マニュアル化することで、誰でも、どの教会でも、どの中会でも取り組めるディアコニアとなる可能性があると思います。何よりもこの活動が神様に導かれ、本当に被災者の方々の為になる事をお祈りいたします。
名古屋岩の上伝道所 ○○

○今回のディアコニアにおいて初めて個別訪問の玄関先で、お祈りをさせて頂きました。亘理旧館の仮設(100世帯余)では、ドキドキしながら「祝福をお祈りさせていただいてよろしいでしょうか。」とお尋ねしました。ただし、全戸にこのようにお尋ねすることはできませんでした。しかし、坂元中跡仮設(70世帯余)では、お別れする時には必ずお尋ねしようと思い直し、お訪ねしました。どのような思いで、わたしどもの祈りを聴いてくださったのか、知ることはできません。しかし、私どもの究極の、率直な願いは、キリストにあって新しい自立へ向かう助け手とさせていただく事です。もとより「押しつけ」になれば、すべてが水泡に帰すことも、常に自覚しています。しかし、キリスト者としてできることは、「金銀はわたしにはない。しかし、わたしにあるものを・・・」との祝福を分かつことだと思います・・・。
帰ってから、4名の方々からお便りをいただきました。まさに何と言葉をかけてさしあげればよいのか・・・と、悩むお便りもありました。半日を費やし、返信を差し上げました。その後、指定された物資を教会からお届けしました。そろえられなかった電化製品だけは、「アマゾン」を利用してお届けしました。(インターネットを利用すれば誰でもできるディアコニアも、有効かもしれないと思いました。)関教会のひとりの長老からは、毛布などの多くの物資を私どものところまで届けて下さいました。記して、感謝いたします。
本日10月23日、ディアコニア支援室の会議を終えて記しています。12月にお伺いするためのブレーンストーミングをすることができました。会議前には、誰も予想していなかった、新しいディアコニアも生まれようとしています。皆で積極的、肯定的な意見と知恵が出され、最後は、まさに共同の企てとしてまとまりました。これこそ、まさに教会らしい会議だと、嬉しく思いました。中部中会ディアコニア支援委員会のお働きと資金援助に心から感謝しつつ。

今回の物資支援は、「クラッシュジャパン」那須ベースよりおよそ129万円相当以上の物資と日本聖書協会より新約聖書90冊(16,200円)の供与を受けました。記して心から感謝、御礼申します。なお、当伝道所より献品14万円相当、また諸経費は12万円余となりました。
Soli Deo Gloria! 相馬伸郎

▼アピール
宮城県亘理地区、山元町地区の仮設住宅の方々へ手編みの靴下を贈るディアコニアについて
東北地方はまもなく厳しい冬がやってきます。仮設住宅は暑さ・寒さに弱い造りだと聞いています。暖房器具も不十分な中、生活される方々には厳しい季節だと思われます。岩の上教会のディアコニア支援の一環として、仮設住宅の方々へ手編みの靴下を贈ることを計画しています。支援の気持ちをこのような形で届けたいと願っています。
ご協力いただける方は、ご自分のペースで、また出来る範囲でお願い致します。靴下以外でも構いません。出来た分だけお届けしたいと思います。お渡しする際、カードを添えたいと思いますので、メッセージや御言葉、お名前だけでも書いて頂き、穴(パンチ等で開けて下さい)の部分に毛糸を通して靴下に結んで下さい。11月末日で一度締め切らせていただきます。
お手数ですが、それまでに下記住所までご送付お願い致します。
*靴下の場合、アクリル製・並太のものが適しているようです。

【送付先】〒462-0026
名古屋市北区萩野通○-○-○     ○○
【連絡先】ご質問等ありましたら、こちらまでご連絡下さい。
メールアドレス mari.okmt.◎◎◎gmail.com  自宅☎