過去の投稿2013年8月25日

8月25日

★  本日、午後、読書会を開催致します。毎回のことですが、現住陪餐会員全員がご出席くださることを、心から期待し、願っています。また今回は、外部からの出席者が起こされることを、祈り続けてまいりました。未信者の方の出席もあるかもしれません。よい協同の学び、懇談となりますように。全体は、○○委員30分、 わたし30分、そして懇談30分の予定です。○○委員の発題は、先日の中部中会8:15平和集会における講師の西川長老の発題を要約して、報告してくださるものと思います。わたしは、自民党憲法草案の一部を読み、その問題点を教会の立場から指摘させていただこうと思っています。そして、許される時間のなかで、議論、懇談したいと思います。私どもの信仰は、神の御前に世界のすべての領域を信仰の対象として取り扱います。今回、2006年当時の中部中会世と教会に関する委員会から発行した憲法9条に立つことを表明したパンフレットを再印刷しました。私どもは、このパンフレットに先だって、伝道新聞「岩の上だより」に「憲法9条、20条を擁護する」立場を公にしました。当時の委員会で熟議した結果です。私どもの伝道とは、単に、教会員の数を増やすものではありません。キリストの主権に服し、現代社会の現実の中で福音を鮮やかな音色で奏でることです。その音色が、教会らしいもの、つまり愛と平和の音色となれるように真剣に求めます。

☆   第10回の被災地ディアコニアの報告の文章を読ませていただきました。家内のものも読みながら、  下記、ここにも抜粋して紹介させていただきます。 

【 ~  多くの命を一瞬にして奪った津波災害、原発事故により住む場所・生活を奪われ、今も後も生命の危険にさらされ続けている福島・・・。このような悲惨な災害・事故が、東北になぜ起こったのか?被災者にとってやり場のない苦しみです。眼の辺りにした私共には、慰めの言葉すら持ち得ません。
しかし、私共は、神さまを信頼しています。「あなたがたには世で苦難がある。しかし勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝っている」(ヨハネによる福音書16:33)今どんなにつらく受け入れがたいことであっても、主イエスさまは勝利してくださっている。「わたしのしていることは、今あなたには分かるまいが、後でわかるようになる」(ヨハネによる福音書13:7)

1枚の布の刺繍のしおりがあります。裏側から見ると刺繍糸が絡み合ってまるで「大失敗」のようにしか見えません。しかしそれをひっくり返すと、「神は愛です」との御言がきれいな刺繍文字で縫い付けられていることがわかります。今は何がなんだかわからないことも、いつの日にか、別の観点からそれらを見て、その意味を理解する時が来るかもしれません。その時は、天国で!かも知れませんが。~~】

   刺繍のしおり・・・。なるほどと思わされました。正面からみれば、「神は愛なり」と見事に美しく縫い込まれているわけです。しかも、その糸は、キリスト者の存在と行いをも意味しています。神は、教会を通して、ご自身の存在と御心を明らかに示されます。これは、先週の「空の墓」の説教と同じ真理です。   

   さらに、彼女が冒頭で記したルカによる福音書第10章1節以下に、深く、教えられました。「その後、主はほかに72人を任命し、ご自分が行くつもりのすべての町や村に二人ずつ先に遣わされた。そして、彼らに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。だから収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。・・・どこかの家に入ったら、まず『この家に平和があるように』と言いなさい。・・・・また『神の国はあなたがたに近づいた』と言いなさい」

主イエスが、「行くつもり」の場所へキリストの弟子たちは派遣されるのです。それは、私どもにとっては宮城県亘理町、山元町であり、これからは福島県の北端の町でもあるのです。主イエスに派遣された弟子たちは、彼らだけで行ったのではありません。聖霊と共に、つまり主イエスと共に行ったはずです。だから、神の御業を担えたのです。しかも、そこで告げるのは、「神の国」です。言葉を換えれば「平和の福音」です。本日の説教で言えば、「イエスさまは死からご復活されました。それは、この世界は死と滅びで終わらず、いのちの勝利と愛と平和と正義の国の完成が定められていることを意味しています。あなたも勝利し、永遠の命へと復活することが定められています」と告知することです。

主イエスが「行くつもり」の町は、人が住むすべての町々、村々です。シカモ、すでに、そこには聖霊によって、主イエスが働いておられるのです。実は、教会とキリスト者は、主イエスが行かれたことのない場所へ行くのではないのです。だからこそ、キリスト者は勇気を出して「開拓」できるのです。