過去の投稿2013年11月10日

11月10日

☆   先週は、ひさしぶりに「ディアコニア委員会」を開催することができました。私どもの教会の将来に対する明るい展望と確信を富ましめられ、恵まれた時となりました。心から感謝致します。2006年を「教会のディアコニア元年」として、キリストの教会とは、ディアコニアに生きる群れであることを、学び、確認しつづけてまいりましたが、教会を挙げて取り組むべき課題を見いだすことができずに、今日まで来たのが、実際です。

★  ただし、「東日本大震災ディアコニア支援室」は、別格です。そのような学びと祈りを重ねた私どもだからこそ、速やかな初動活動が担えたのだと思います。当初、わたしが室長でしたが、早い時期に、○○委員に交代していただき、今日に至っています。そして、いよいよ私どもの祈りと奉仕、献金によって東北の被災者、亘理旧館、ナガワ、坂元中跡の仮設入居者への支援と交わり、そして前回からは、福島県相馬市の仮設の皆さんへの支援が継続されています。しかも既に、このディアコニアは、岩の上だけの働きでは、まったくありません。大会的(ミッション協力協議会からの献金)、中部中会からの献金と奉仕、さらには未信者の皆さまにも支えられています。まさに教会を挙げ、しかも一個教会をも越えたディアコニアとなっています。

☆  ディアコニア委員会は、教会のディアコニアをなお真剣に模索します。○○委員が長としての責任を担われていますが、おそらく、教会設立後は、委員長は変わらずとも、「執事会」の主導による委員会活動として展開されるかと思います。いずれにしろ、地域社会の中で、教会だからこそ担える、担うべき課題を、見出すこと、そのような「小さな者」 を捜し出すことが大切です。それが、「もっとも小さな者のひとり」であるキリスト者としての使命だからです。

★  今回は、キリスト者個人として担ってきた奉仕(一般的な言葉を使えばボランティア活動)について、○○兄、○○委員、○○委員、○姉が分かち合って下さいました。とても教えられ、また励まされました。地域のニーズを知ることがどれほど大切であるかということも指摘されました。

☆  一方で、教会を挙げてのディアコニアは、今の実情からは、困難であって、ひとり一人が、よき隣人となること、それこそが今の教会のディアコニアとしてふさわしいという意見も出されました。その方が、まさに、それを実践され、しかも伝道にもなり、教会にも加えられているだけに、説得力があります。私どもは、その出発点をいつも確認し、大切にしながら、なお共同体としてのディアコニア実践の道を求めたいのです。

★  今回の委員会によって、お互いの個人的なディアコニアの課題を、このように「分かち合う」ことによっても、道が開かれる予感が致しました。個人のディアコニアの課題、祈りを分かち合いましょう。さっそく朝夕の祈祷会の祈祷課題になりました。急いだり、慌てる必要はありません。しかし、御言葉に押し出され、神の御心、命令に生きるために、神と人とに仕える教会、神を愛し、隣人を愛する教会としての実りを結ばしめられたいといよいよ願います。

☆  先週の大会執事活動委員会で、ひとりの委員がご自身の牧会する教会に、障がいを持つ児童が与えられていることから、教会として彼らに仕える事業を担うことへの取り組みがなされつつあることが報告されました。これは、極めて大きな、恵みの一歩だと思っています。実はその教会には、旧園舎があるのです。「施設」としての機能を担う空間が既に与えられてもいます。主の導きとは、このようにまさに具体的なのだと思います。私自身は、なすべき課題は多いのですが、アレモコレモとは出来ません。現実の自分を振り返れば、さまざまな意味で、「危険」と思っています。まさに、会員の出番ではないでしょうか。

★   教会のディアコニア、それは先ず、教会「内」のディアコニアから始まる、始めるものです。使徒言行録では、「やもめになった会員」(当時の社会から言うと最も困窮する弱い立場)の食卓のお世話をする奉仕者が組織的に立てられることによって、いわゆる執事の職務制度の発端となったと指摘されることがあります。私どももまた、教会の役員の指導によって、ひとり一人が、自分の賜物、財、時間などを捧げて、主に用いられる喜びにどのようにあずかっていただくかが課題です。教会設立とは、役員が主導して教会形成に責任を担うのですが、それは、結局、現住陪餐会員がいきいきと奉仕に生きる教会、つまり、キリスト者としての成長のために様々な配慮をするということを目標としているのです。

☆   本日で、マタイによる福音書の講解説教は、終わります。2008年12月から始まりましたから、5年の月日が経ち、214回の説教となったようです。新約の劈頭をかざるこの福音書。その重みを、深くしることが出来ました。次回は、既に委員会報告で予告した通り、使徒言行録です。