過去の投稿2014年3月23日

3月23日

★   先週は、まさに歴史的な日となりました。教会設立式。そこで、私どもは何度誓約を求められたことでしょうか。会員は、起立し、挙手によって「神と教会との前で謹んで誓約いたします」と表明致しました。選ばれ立てられた役員方は、そしてわたし自身も、声に出して誓約致しました。そもそもキリストの教会は、新約と旧約の両聖書つまり神の「契約」書によって立ち、生きる共同体です。契約共同体と言います。神の約束に対してアーメンと応答するところに救いが成り立ち、私どもの神の子、神の民としての存在が許されます。洗礼を受ける際に、あるいは教会に加入する際等に、私どもは必ず「誓約」を求められます。主イエスの真実と信仰に基づくアーメン、誓約に真実に生きること、これを「深め」て行くところにキリスト者の生涯があると言ってもかまいません。実は、その日の朝、子どもの教会では、「アーメン」について「子どもカテキズム」から学びました。誓約した私どもにとって、大切なことは、どこまでも主イエス・キリストの真実によりすがることです。神の御前で、自分で自分の真実さを担保することなど、まったくできません。しかし、そのような不真実な私どもを主が恵みをもって支え続けて下さることを、信じることが許されているのです。それ故、私どもは大きな声で、誓約したのです。

☆  満堂の出席者となりました。母子室も解放しての対応でした。感謝です。ただし、用意した手造りの押し花の「しおり」は多く残っています。伝道(新来者)のために、用いたいと思います。何より、教会設立は、○○長老が挨拶のなかで仰ったように、この町に住む人々への伝道の責任を担うことのためにこそあるわけです。いよいよ、伝道へ、前へと進みましょう。同時に、今までのように、コツコツと。

★  実に多くの祝電、祝文を頂きました。本当に、嬉しく思います。とりわけ、全文を朗読紹介させていただきました渡辺信夫先生、牧田先生のものは、印刷していませんので、配布させて頂きます。
  午後の懇談の折、渡辺先生の文章を前もって紹介させていただきました。わたし自身、激しく心が揺さぶられました。本当に分かっていて下さる先生・・・。開拓伝道し、キリストの主権に服することを貫こうとする戦いの中での教会形成がどれほど厳しい戦いであるのか、先生ご自身が体験してこられたことを思います。牧田先生は、地方での教会形成のなかで、いよいよ、教会の真実、現実は終末の光、最後の審判、再臨のキリストの前でしか判定できないことを、改めて教えられます。19年11カ月もの年月を経、しかもなお小さな群れ・・・。教会の主に対する申し訳ない思いを払しょくすることは、不可能です。同時に、挨拶で申し上げた通り、主イエスの御言葉の約束がここに目に見える形で成就「した」ことを、私どもは証できたことも事実です。なんという幸い、何と言う光栄かと思います。「主は今、生きておられる。」それが、この教会の存在によって力強く証される。これにまさる幸いはありません。「成就した」と言い切ることは、厳密に申しますと許されないかもしれません。歴史の審判に耐えうる教会でなければ、意味がないからです。会堂建築も教会設立も、目に見える「もの」が真実であると言いきることは許されません。私どもを裁いて下さるのは、主のみです。わたしどもは、これからも、この世の考え方や見方で教会を見てはならないのです。そのことの覚悟を、いよいよ深めたいと思います。

★  電報で言えば、他派の諸教会からのもので、「ホーリネス教団」の名前が、なんと六つも紹介されました。ほとんどが、神学校同期の仲間たちです。4年間もいっしょに暮らした(全寮制)仲間たちです。その絆の深さを思います。しかし、このように祝っていただくことは、想定外でした。教団委員長、神学校校長の務めに就いている仲間もいます。しかし、本当に素晴らしいこと、感謝なことは、1988年から26年、四半世紀、牧会の現場に居続けていることです。それぞれが、「死に至るまで忠実であれ」との御言葉に励まされてきたのだと思います。
☆  この週報は、月曜日から書き始めています。息つく暇がありませんが、木曜日朝から土曜夜まで、フクシマの相馬地区そしていつものように亘理・山元の仮設の皆さまをお訪ね致します。今回で、12回、教会から初参加の兄弟、また初の試みとなりますが医療相談も行う予定です。そして、コンサート、さらにショートメッセージも行います。カフェのためには、中部中会諸教会より多くのお漬物、お菓子が毎日、届いています。被災地(者)の現状は、3年もの期間、仮設住まいを余儀なくされる現実があります。いよいよ厳しい現実です。文通してくださっている皆さまからの情報を収集し、亘理旧館、坂元中跡と顔と顔を合わせてご挨拶をと願っています。今回初めて、「サーベイメーター」を携行しました。