★ 本日は、○兄、○姉の加入式を挙行致しました。三人のお子さまたちは、幼児洗礼を受けてはいませんが、私どもの理解に基づけば、契約の子です。ご家族の信仰生活が、教会員とされたことによりまさに「教会生活」として整えられて行くことを信じています。教会への奉仕を担いたい・・・、これが加入の志でした。その志が豊かに祝福されますように。岩の上がどこを目指して歩んでいるのか、「教会の言葉」を中心に、学んで頂きました。そうであれば、私どももまた、本日、あらためて「教会の言葉」に生きるべく、志を新たにして歩む、決意の日としたいと願います。
☆ 本日のテキストから4回目の説教となります。祈祷会でも掘り下げているわけですから、7回目の説き明かしをしたことになります。まさにマタイによる福音書の真髄、主イエスの福音の説教の奥義が語られているのだと思います。先週の祈祷会では、福音信仰はヒューマニズムを超えなければならないことが語られました。「靴屋のマルチン」のお話を越えて行く課題です。自分のために主イエスを利用するかのような御利益的信仰に留まっている限り、結局、キリスト者はこの世の人々の価値観に埋没させられ、喜びも自由も勝利もありません。
第5章 各個教会の設立及び所属変更
第34条(教会員の転入・転出) 小会または宣教教師は、日本キリスト改革派教会に属する他教会の会員が転入を希望するときは、試問のうえ転入させることができる。転入式は、牧師または宣教教師が司式し、転入志願者に次の誓約を求める。
「あなたは、自己の最善を尽くして教会の礼拝を守り、この教会の働きにあずかり、これを支持し、その純潔と平和とのために努めることを約束しますか。」
→日本キリスト改革派教会の中での移動のことを、転入・転出と呼びます。他教会から転入する時も、やはり試問会が必要です。そして、私どもの教会では、一定の学びの時を設けてまいりました。岩の上の歴史、志を知って頂くことが大切だからです。実は、同じ日本キリスト改革派教会の中でも、一つの教理と政治に基づきながらも、実際には、大きな「差」があります。置かれた教会の場所、牧師、構成員によって雰囲気や霊的な姿勢は異なります。 誓約文は、洗礼入会式で求められる最後の項目です。最善を尽くして主日を捧げること。これによって教会は、キリストの体としての輪郭をこの世に明瞭に示すことができます。その他、諸集会、諸活動に積極的に参与、また支持すること、そのようにして教会の「純潔」つまり、キリストの支配に服するその深さを深めること。「平和」キリストの統治こそ、平和ですから、その実りである平和をつくり出すために、励むことが求められています。つまりは、教会員、教会人として生きることです。
2 小会または宣教教師は、転入の手続きが完了したならば、その旨を関係教会に通知しなければならない。
3 小会または宣教教師は、日本キリスト改革派教会に属する他の教会に転出を希望する教会員に関し、適当と認めるときは、送籍書を発行しなければならない。
→教会員にとって教会籍が意味するものは、天上の国籍の「ひな型」です。教会籍などどうでもよいと考えることは、天国の確かさが分からず、地上の教会の存在意義、教会が分からない・・・、そう言わざるを得ません。教会に生きることを否定するとき、その人がどれほど、自分はキリスト者だと考えても、少なくとも基本的には、キリスト者と考えることはできないはずです。それだけに、教会籍を与えられること、洗礼を受けることがどれほどすばらしい恵みであるかを思います。それだけに、この手続きもまた、教会にとって生命的に大切な事柄になるわけです。
第35条(教会員の加入・転会) 小会または宣教教師は、日本キリスト改革派教会以外の教会より加入を希望する教会員に対し、送籍書またはこれに準じたものに基づき、加入の理由及び信仰と生活について試問のうえ加入させることができる。加入式は、牧師または宣教教師が司式し、加入志願者に信仰告白式の誓約に準じた誓約を求める。
→加入は、転入より、より慎重に配慮する必要があります。本日は、摂理によって、この学びの日に、○兄妹の加入式を挙行します。何度も、学びの時を重ねて、半年以上の礼拝出席の後の本日です。心から感謝致します。
2 小会または宣教教帥は、加入の手続きが完了したならば、その旨を関係教会に通知しなければならない。
3 小会または宣教教師は、日本キリスト改革派教会以外の教会に転会を希望する教会員に関し、適当と認めるときは送籍書を発行しなければならない。
→他教団、他教会との関わりであればこそ、いよいよ礼儀を尽くして、慎重、丁寧になすことが大切です。